何故日本の生産性は先進国で47年間万年最下位なのか?

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日本経済が1995年から24年間全く成長していないことは有名な話ですが、日本の生産性が47年間万年最下位なことは、多くの人たちにとって意外な事実なのではないでしょうか。今回は、何故、日本の生産性が半世紀近くも万年最下位に甘んじているのかを考察してみました。

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何故日本は生産性が異常に低いのか?

日本の生産性が低い理由については、この記事「日本の労働生産性がG7で最下位にとどまる理由」の中に書かかれています。要約すれば、日本には生産性が低い産業しかないということのようです。記事の中で、「突出した生産性を誇っている産業がない」とはっきりと指摘しています。世界に冠たる製造業だけを見れば先進国中3位なのですが、それでも最下位に甘んじている理由は、他の産業が大きく足を引っ張っているからです。根本的な原因は、生産性ゼロの公務員の人件費が、他の先進国と比較した場合、異常に高額過ぎて国と地方で財政逼迫を起こし、医療・介護・福祉等のサービス単価が極端に抑え込まれているからです。つまり、本来は国民のサービスに使われるべき貴重な血税が、公務員の分不相応な生活を維持し続けるために収奪されていることが、この国が先進国で生産性が万年最下位である理由だということです。

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小さい政府が良い政府

アメリカでも小さい政府が良い政府と言われているように、公務員人件費が国と地方の税収の半分近くを占めていれば、国家が衰退するのは当たり前の話で、この国に本当に必要なのは公務員人件費の大幅圧縮なのです。公務員栄えて国滅ぶはでは本末転倒な話ではないでしょうか。大日本帝国は公務員の暴走によって滅んだわけですが、今の日本国も、公務員の暴走によって滅びようとしているのが現状で、戦前は特高が恐怖政治を敷いていたから国民は政府に対して何も言えなかったのですが、今は自由に発言できるのだから、国民はもっと政府に対して意見をしていかないと、この国は本当に滅び去ることになるでしょう。本記事の中では、企業の高付加価値化を謳い、only oneを目指して非価格競争力を高めていくことで生産性万年最下位から脱出すべきと締めくくっていますが、資源に乏しく食料自給率も低い我が国は、科学技術立国として生きていく以外に道がないのは事実で、官民一体になって研究・開発を推し進め、理系の人材の育成にも力を入れていくべきでしょう。80歳でアプリ開発したお婆さんがいるように、やる気と能力のある人材は年齢に関係なく育成していくべきで、それが、超少子化・超高齢化が進む今の日本の生き残る道になるはずです。

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公務員栄えて国滅ぶ

このような記事”Omotenashi: The Business Norm Underlying Low Economic Productivity in Japan”もありますが、サービス業の生産性はどこの国も総じて低く、日本のサービス業の生産性は前記の通り、医療・介護・福祉が突出して低く、その原因は、公務員の人件費のために貴重な税金が無駄に使われていることにあります。生産性がゼロの公務員に、国と地方の歳入の半分近くを搾取されれば、庶民の生活が苦しくなるのも当然だし、GDPが全く成長しないのも当然だし、少子化が解消しないのも当然だし、生産性が低くなるのも当然だし、国が滅ぶのも当然だということです。

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