ホップには大腸がんや肝臓がんに対する予防効果があった

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

どうやらホップに大腸癌や肝臓癌に対する予防効果があったようです。直腸結腸がんと肝がんは、日本人の死亡原因の上位を占めるだけに、ホップにこれらの癌に対する予防効果があったという今回のニュースは大きな意味を持っていると言えます。以前からホップは体に良いとは言われていたので、今回、新たにホップの健康に対する有効性が証明された形です。

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ホップにはがん予防効果がある

この記事”Liver, colon cancer cells thwarted by compounds derived from hops“に、ホップが特定の癌に対して予防効果を持っていることが書いてあります。

The plant that adds flavor, color and bitterness to beer also produces a primary compound that thwarts cancer cells, and two important derivatives of the compound do as well, new research at Oregon State University shows.

飲料に香り、色、苦味を加える植物が、がん細胞を妨げる第一化合物を産生してその化合物の2つの重要な誘導体も同じ働きを持つことが、今回のオレゴン州立大学の研究者等による新たな研究が明らかにしています。

Unlike the primary compound, xanthohumol, known as XN, the derivatives don’t metabolize into phytoestrogens. Phytoestrogens are plant-based chemicals similar to female sex hormones that help some types of tumors grow and can cause other health problems as well.

XNとして知られる第一化合物のキサントフモールと違って、その2つの誘導体は、植物性エストロゲンに代謝されません。植物性エストロゲンは、一部の腫瘍の成長を促進させたり、他の健康問題を引き起こす可能性がある女性ホルモンに似た植物性の化学物質です。

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誘導体TXNとDXN

Xanthohumol is produced by humulus lupulus, the common hop plant. More than 20 years ago, researchers discovered that XN inhibits cell growth in a variety of cancer cell lines.

キサントフモールは、一般的なホップ植物であるセイヨウカラハナソウによって産生される。20年以上前に、XNがさまざまながん細胞株の成長を阻害することが発見されている。

キサントフモールはある種のがん細胞には有効だが、肝臓の酵素と腸内細菌叢によって最も強力な植物性エストロゲンである8- prenylnaringenin (8-プレニルナリンゲニン)に代謝されてしまうという欠点がありました。

The derivatives that don’t metabolize into 8-PN are DXN, short for dihydroxanthohumol, and TXN, which refers to tetrahydroxanthohumol.

8-プレニルナリンゲニンに代謝されない誘導体は、DXNとTXNである。

DXNとTXNには、肥満とメタボ(代謝症候群)に対する予防効果もあるそうです。それだけではなく、XNよりも肝臓がんと結腸直腸がんに対する予防効果が若干高いそうです。つまり、ホップ入りの飲料を飲むことで、肝臓がんと大腸がんの予防になるということです。しかしながら、XNは、最も強力な植物性エストロゲンに代謝されるので注意が必要なようなようです。その点、2つのXN誘導体に関しては、そういった心配がないので今後が期待されています。飲むなら、有機麦芽と有機ホップだけで作られたものがいいのかもしれません。

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