この記事”No such thing as ‘sugar rush’! Sugar worsens mood rather than improving it“によると、sugar rush (砂糖で気分を良くする)なるもは存在せず、砂糖摂取は、気分を良くするどころか、その逆で、注意力を散漫にし疲労感を与えるとのことだ。
sugar rush
Sugar does not improve mood and it can make people less alert and more tired after its consumption – according to a new study by the University of Warwick, Humboldt University of Berlin, and Lancaster University.
砂糖は気分を向上させないし、砂糖摂取後に人の注意力を低下させ、疲労感を増す可能性があることを、ウォーリック大学、フンボルト大学ベルリン、ランカスター大学による新たな研究が示している。
sugar rushとは、砂糖を摂取による気分高揚、もしくは、砂糖で元気付けみたいな意味になる。砂糖を摂取することで心身共に元気になるといった俗説というか都市伝説が世界中で蔓延しているらしい。
砂糖は百害あって一利なし
“The rise in obesity, diabetes and metabolic syndrome in recent years the need for evidence-based dietary strategies to promote healthy lifestyle across the lifespan. Our findings indicate that sugary drinks or snacks do not provide a quick ‘fuel refill’ to make us feel more alert.”
近年の肥満、糖尿病、メタボの増加が、生涯にわたって健康的なライフスタイルを推奨するための、科学的根拠に基づいたダイエット戦略の必要性を強調している。我々の研究結果が、砂糖で甘ったるくした飲み物や菓子が、我々の注意力を増すための即効燃料補給にはならないことを示唆している。
疲れっぽいと言うと、ブドウ糖を処方されることがあるが、この記事を読む限り、砂糖には疲れを取る働きはないようである。それどころか、砂糖を摂取することで、疲労感が増幅されるので、砂糖はまさに百害あって一利なしのジャンクフードと言っても差し支えないだろう。とは言っても、スイーツなしでは生きていけない人々にとっては、砂糖はなくてはならない食材であることも否定できないし、甘党に砂糖は云々言うのは野暮というものだろう。