NATO軍は何故ウクライナのネオナチを武装SS化しているのか

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NATOは後先のことを全く考えずに夥しい量の殺戮兵器をウクライナに湯水の如く供給して、ウクライナの過激ネオナチ集団を武装SS化しています。開戦当初はきちんと精査してウクライナ正規軍だけに殺戮兵器を供与していると言っていましたが、実際にはネオナチの手にもこういった殺戮兵器は大量に渡ってしまっています。

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アフガニスタンでの苦い記憶

アメリカはベトナムでの復讐をすべく、アフガニスタンでソ連と戦うmujahideen(ムジャーヒディーン)に莫大な量の殺戮兵器を供給します。アメリカの携帯型地対空ミサイル・スティンガーは、当時ムジャーヒディーン達を苦しめていたソ連軍のMi-24ハインドを次々と撃墜していきソ連軍をアフガンから駆逐します。しかしながら、ソ連という共通の敵がいなくなった後内戦が勃発、最終的にタリバンとアルカイダの台頭を許す結果となってしまいます。アフガンでの問題は、テロリスト集団にも大量の兵器が渡ってしまったということに尽きます。敵(ソ連)の敵(テロリスト集団)は味方ということで反ソ連なら誰彼構わずに武装してアフガンをテロリスト達のsafe havenにしてしまいます。学習能力のないアメリカがこれと全く同じことをウクライナでやっているというわけです。

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ネオナチを武装するのは非常に危険

仮のシナリオとして、ウクライナからロシアが完全撤退してウクライナに平和が戻った後で、ロシアという共通の敵がいなくなった時にウクライナで何が起こるのかという問題が存在します。武装SS化したアゾフ大隊がウクライナ政府に反旗を翻す可能性もあるということです。元々彼等の狙いはウクライナにネオナチ政権を樹立することにあり、彼等は政治活動も地道にやってはいるのですが、ほとんど誰からも相手にされていないので、切羽詰まって武力革命に訴える可能性は非常に高いと言えます。さらに、ジャベリン、スティンガー、キラードローンといった殺傷兵器がアルカイダやISILなどのテロリスト集団に渡る危険性もあります。プーチン憎しで後先の事を何も考えずに後は野となれ山となれ方式で武器を形振り構わずばら撒きまくっている現状を危惧する人達が出てくるのも当然なのです。

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ロシアで政権交代を実現させる

ジョー・バイデンがロシアでの政権交代を目指すと失言しましたが、これは失言でも何でもなく、アメリカはロシアでの政権交代を本気で目指しています。アホなアメリカ人は、プーチン氏が失脚すればロシアは民主化すると妄想しています。これは、イラクのフセイン政権を崩壊させればイラクが民主化すると言っていたのと全く同じ思考です。プーチン氏は穏健派で、プーチン氏が失脚すれば、ロシアは極左と極右のどっちかが政権を奪取すると言われています。プーチン氏が失脚した場合、ロシアには共産主義化するかネオナチ化するかという選択肢しか残っていないようです。フセイン大統領やカダフィー大佐がいなくなった後に何が起こったかを考えれば、プーチン氏がいなくなった後にロシアで何が起こるかは馬鹿でも分かりそうなものです。もっと馬鹿なのは、アメリカがプーチン大統領をフセイン大統領、カダフィー大佐、アサド大統領等の独裁者と同列に扱っていることです。プーチン大統領が人類を滅亡させることができるということを完全に忘れているとしか思えません。核戦争が起こるわけないという誤った前提で誰もが行動していると、核戦争は確実に起こるだろうと警告している賢者もいます。
参考サイト
Russia’s war in Ukraine galvanizes extremists globally

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