トランプはシリアの子供達のために第三次世界大戦を始める覚悟

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

イラクに侵略してサダム・フセインを葬り去ったブッシュを馬鹿呼ばわりしたトランプが、今度は自分がシリアに侵略して(実際もう侵略を始めている)アサドを葬る決意をしたみたいに伝えられていますが、アサド政権への攻撃は、ロシアへの宣戦布告を意味していることを、果たしてトランプ大統領が理解しているのかどうかを疑問視する人も散見されます。今回の化学兵器の使用が、反政府軍(ISIS)の自作自演と断言している賢者もかなり見受けられます。

スポンサーリンク

アサドが化学兵器を使う必要性は全くなし

ロシアの全面バックアップを受けているアサド大統領は、反政府軍に対してかなり優勢で、そもそも化学兵器を使う必要性がありません。意味不明です。反トランプのマルコ・ルビオ・フロリダ州選出上院議員は、トランプ大統領(トランプ政権)の懐柔策がアサド大統領(アサド政権)を増長させたと言っているようですが(Rubio suggests Trump administration stance toward Syria contributed to chemical weapon attack)、なわけねーだろ!としか言えません。ロシアが言っているように、反政府軍(ISIS)の化学兵器弾薬庫を爆撃したか(Russia Blames Syria Gassing on Leak From Rebel Chemical Cache)、政府軍の猛攻で窮地に追い込まれた反政府軍の苦肉の策というのが正解かもしれませ(US dismisses Russian assertion rebels to blame for Syria gas attack)。余程の馬鹿でもない限り、ロシア軍の空爆のお陰で、反政府軍掃討作戦が功を奏し始め、トランプ政権からも存続が認められたばかりのアサド政権が、わざわざ化学兵器を使って、自らの首を絞める愚の骨頂を演じたとは信じないでしょう。馬鹿げてます。

スポンサーリンク

過去と全く一緒

ブッシュ政権が、かつて。クウェートに侵攻したサダム・フセイン大統領率いるイラク軍を駆逐するために、例のインキュベーター事件をでっちあげて、見事に世論を戦争へと駆り立てたように、今回も、恐らく、ネオコンが支援する反政府軍に命じて、化学兵器を使用させたと考えるのが妥当です。これが、アイゼンハワー大統領が警告した、軍産複合体(現ネオコン)の醜い実態というやつです。そもそも、つい最近、アメリカ軍の空爆で、イラクのモスルで200人近い、ほとんどが女子供の民間人を犠牲にしておきながら、よくもアサド政権を真顔で責められるなぁと、ほとほと感心させられます。しかも、その時の言い訳が、ISISの自作自演というのも呆れ果てます(Russia condemns US over ‘absurd’ response to Mosul civilian deaths)。

スポンサーリンク

トランプはロシア疑惑を払拭したい

トランプ大統領はロシア疑惑を払拭するために、ロシアとの戦争も辞さない考えかもしれないと言っている人もいます。リベラルメディアと民主党の執拗な追求が、トランプ大統領をロシアとの戦争に駆り立てる可能性があるみたいです。今回の一連のロシア疑惑は、そもそもはオバマ政権によるでっち上げで、トランプキャンペーンにとっては寝耳に水の話です。全てはトランプ政権とプーチンロシアの急接近を牽制するのが目的だったようです。オバマ政権が、トランプキャンペーンと、トランプ政権移行チームをスパイしていた事は、ようやくリベラルメディアも認めつつありますが、未だに、オバマ大統領は一切関わっていないとか、スパイ行為は合法と言って、オバマ政権を全力で擁護しています。スパイ行為が合法かどうかは、今後のさらなる捜査で分かるでしょうが、マイケル・フリン前大統領補佐官の個人情報をメディアにリークした人物が、仮にスーザン・ライス前大統領補佐官で、その事をオバマ大統領が指示していた場合、ウォーター・ゲート事件をはるかに越える、アメリカ建国史上最大の政治的大事件に発展する可能性があると指摘されていますが、さすがにそれはないと言われています。

今回のトランプ氏の発言は、多くのトランプファンに衝撃を与えていて、トランプ氏があまりにも簡単にネオコンの策略に引っ掛かってしまった事がかなりショックだったようです。あれだけブッシュを批判した人間とは思えません。とにかく、トランプファンは、アサド政権とロシア、イラン、北朝鮮との全面戦争だけは全力で回避すべきと言っています。もし、万が一にでも、アメリカとロシアが戦争状態に陥れば、全面核戦争にはならないとしても、日本にだけは北朝鮮から核ミサイルが飛んでくる可能性があるし、それがないとしても、原油価格が1バレル1000ドル、1ドル1000円、ガソリンがリッター1万円とか、そういう悲惨な世の中になることだけは確かです。そんな事はまず起こらないと信じたいですが、トランプ大統領がアサド政権を攻撃する決断をした場合、残念ながら、そういう事態に一歩近付くことになります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク