日銀追加緩和、FRB利上げ、参院選、Brexit、為替と株価の今後の動き

今週は、日銀による追加緩和とFRBの追加利上げはないと、大方のエコノミストが予想しています。7月10日の参院選を前に、株価を上昇させるために追加緩和があるかなぁと思っていましたが、追加緩和は両刃の剣という事でやっぱり無いんでしょうね。FRBも動けないしで、今週の超重要イベントは現状維持で終わりそうです。投資家にとって一番気掛かりなのが、4月のような失望売りがあるのかどうかだと思いますが、ドルを売り込めばいつ政府・日銀による市場介入が入るか分からないので、介入の恐怖心からドルが大きく売られる事はないと思うので、株価への影響も限定的だと思います。日経平均株価の方も、16000円が鉄壁の防衛ラインになりつつあるので、終値でここを割り込むことはまず無いでしょうね。当面の一番の問題は、6月23日に実施予定のEU referendumで、ここでBrexitなんていう事にでもなれば、世界の金融市場に与える衝撃は相当なものがあるはずです。safe haven currency (安全通貨)である日本円が激しく買われる可能性もあるので、注意が必要ですが、そうなれば逆に政府・日銀に市場介入の口実を与える事になり、ここぞとばかりに大規模介入に走る可能性も出てくるので、Brexitが日本の金融市場に与える影響は軽微なのではないでしょうか。

スポンサーリンク

7月、日銀とFRBは動くのか?

7月26日~27日のFOMCと7月28日~29日の金融政策決定会合で、FRBとBOJはそれぞれ、追加引き締めと追加緩和を実施するのだろうか?これは当事者以外は誰にも分からないことなのですが、7月10日の参院選で自民党が圧勝すれば、アベノミクスが国民から再信任されたという事で、日銀もかなり動き易くなるような気もしますが、欧州事情次第なのではないでしょうか。FRBも7月の利上げの可能性は低いという意見が多く、少なくとも9月20日~21日のFOMCまで待つだろうというのが大方の見方で、利上げがあるとしても年末までは無いという楽観論が幅を利かせています(US jobs slowdown to keep Fed’s hand off rate-hike button)。FRBが7月動く可能性は限りなくゼロに近く、日銀はBrexitなら嫌でも動かざるを得なくなるでしょう。

Brexitの可能性

‘Leave’ Takes Shocking 19-Point Lead In Brexit Poll – “If It Happens, Gold Will Be The World’s Strongest Currency”

The headlines go from bad to worse for the UK and EU establishment as yet another new poll this weekend, by Opinium, shows “Brexit” leading by a remarkable 19 points (52% chose to leave the EU against 33% choosing to keep the status quo).

「ヘッドラインは、今週末Opiniumによるさらにもう一つの新しい世論調査が、Brexitが驚異的19ポイント(52%がEU分離を選んだのに対し33%が現状維持を選択)差リードを示し、UKとEUのエリート集団にとって悪化の一途をたどっています。」

当てになるポールかどうかは分かりませんが、Brexitの可能性がいよいよ現実的なものになりつつあるのかもしれません。とは言っても、識者の多くがBrexitはまず有り得ないだろうと言っているので、心配には及ばないのかもしれません。彼等が言うには、Brexitで一番の損害を被るのは英国民なのだから、自分達にマイナスになるような事を英国民が選択するわけがないらしいのですが、確かにその通りだと思います。もちろん、Brexitの可能性もあるので、誰にも結果は分からないと言った方が正解なのかもしれません。

ドル円と日経平均株価の今後の動き

今週の米利上げと日銀追加緩和の可能性が極めて低い事から、極端な円安にはならないだろうと思われますが、日銀サプライズ緩和の可能性もまだ残っているので、正直何とも言えません。ただ、Brexit観測が高まれば、安全通貨の円が買われるだろうと思われるので、円高圧力の方がむしろ強いような気もします。日銀がBrexitを見越して先手を打つ可能性が無きにしも非ずなので、円急落には注意が必要かもしれません。サプライズ緩和による円急落か失望売りによる円急騰か、判断が非常に難しいところですが、個人的には緩和見送りで、ドル円が1円を上限に下落する程度と見ています。介入の恐怖感からそんなにドルを売り込めないはずです。Bremainで参院選自民圧勝なら円安圧力が強まるので、7月の追加緩和が見送られるような気もします。何れにしても、6月23日になってみないと分からないという結論です。6月23日までは円高・株安傾向が続き、6月24日以降はBrexitなら円高・株安が加速、Bremainなら円安・株高にトレンド転換、今週日銀サプライズ緩和なら、今週は円安・株高で、来週は円高・株安という展開ではないかと。6月24日以降の展開は、23日のEU referendum次第でしょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする