トランプ氏、ジェフ・セッションズ氏を司法長官に抜擢!

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アラバマ州選出上院議員のジェフ・セッションズ氏は、国務長官か国防長官と言われていましたが、司法長官に任命されました。個人的にはAGはテッド・クルーズ氏が適任と思っていたので、非常に残念ですが、テッド・クルーズ氏が連邦最高裁判事に指名されなければ、納得いかないクルーズ支持者が多いのではないでしょうか。

トランプ氏を民主党のトロイの木馬として疑いの目で見ていた、一部の超保守派達は今回のセッションズ氏をAGに指名したことで歓喜しています。セッションズ氏、バノン氏の抜擢は、トランプ氏がいかに不法移民対策に本気であるかを如実に示しています。後は誰を国土安全保障長官、国防長官、国務長官に選出するかで、女性とマイノリティを選出する必要があると言われているだけに、例えば、ブッシュ氏は、国務長官にコリン・パウエル氏とコンドリーザ・ライス氏、オバマ氏は、ヒラリー・クリントン氏を任命しているので、トランプ氏が誰を選ぶのか注目を浴びていますが、ミット・ロムニー氏だけは絶対に有り得ないので安心して下さい。

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トランプ政権の国務長官は?

ジョン・ボルトン氏が有力視されていますが、一部の保守派から批判されています。ボルトン氏は非常にユーモアがあり、フォックスニュースのレッドアイというコメディ番組の名物解説者にもなっていますが、とにかく面白い人です。ただ、ブッシュ政権では過激なハードライナーとして批判され、ネオコン中のネオコンと言われている人物なので、まず選ばれないだろうと言われています。共和党上院議員のランド・ポール氏もボルトン氏に対する上院指名承認公聴会で批判に回ると宣言しています。

なので、まず議会で承認されることはないでしょうが、ポール氏は元ニューヨーク市長のルーディー・ジュリアーニ氏指名にも反対しています。上院で51人の共和党員の支持を得られない候補者は承認されないと思って間違いありません。ちなみに、ジュリアーニ氏は承認されると言われています。AGのセッションズ氏に対しては、民主党員と無党派は全て反対票を投ずるでしょうが、共和党員は全員賛成票を投ずるので、すんなり承認されるだろと言われています。これは3年前に民主党が勝手に決めたルールのおかげで、上院の半分(50票、副大統領票がタイブレーカー)の支持があれば承認される仕組みで、何とも皮肉な話です(Sessions looks like a lock for confirmation)。そういう事なので、3人の共和党上院議員が反対票を投じた場合、トランプ氏が指名した閣僚候補は議会で承認されません。個人的には、ジュリアーニ氏は承認されないだろうと思っています。

国務長官が誰になるのか?メディアでは、ジュリアーニ氏とロムニー氏が濃厚なような言い方をしています。個人的にはサラ・ペイリン氏が面白いと思いますが、ペイリン氏は内務長官が内定しているみたいなので、トランプ氏が強く推していると伝えられている、デヴィッド・ペトレイアス氏がいいのかもしれません。ただ、直近のスキャンダルがあるので無理だろうと、多くの識者やメディア関係者が言っています。

国務長官が誰になるのかで、トランプ大統領の対ロシア外交姿勢が分かると言われているだけに、親露派なのか、対ロ強硬派なのか、かなりの関心が集まっています。個人的にはサラ・ペイリン氏がいいと思いますが、さすがに議会で承認されないと思われるので、結局、ジュリアーニ氏になるのかもしれません。

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国土安全保障長官

これは個人的には、ミルウォーキー郡のデイビッド・クラーク保安官に是非ともなってもらいたいです。氏自身はマイノリティでありながら、マイノリティの悪行に対しても毅然とした態度を貫き通す、その筋金入りの正義感には感服させられます。特に、クラーク氏のBlack Lives Matterへの的を射た痛烈な批判は、多くの正義感に満ち溢れた保守派達から絶大な支持を得、フォックスニュースを代表するマイノリティコメンテーターの1人にもなっています。リベラルの常軌を逸した法律ガン無視自己欺瞞(ベテランホームレスを負け犬扱いし、不法移民をヒーロー扱いする狂気)に対する、氏の常識的な指摘も、トランプ氏の目指す常識的で厳格な法施行にも、もってこいの人物とも言われています。

トランプ氏を最初から最後まで擁護し通した数少ない貴重なTrump loyalistの1人なだけに、可能性がかなり高いとも言われています。マリコバ郡保安官のジョー・アルパイオ氏が濃厚とも伝えられていますが、どっちも正義感が強いので、国土安全保障長官には適任です。マイノリティであるクラーク氏の方が、inclusiveを目指す観点からも、トランプ政権には都合がいいと言われているので、氏を押す声がかなり多いです。

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国防長官

個人的には、トム・コットン・アーカンソー州選出上院議員がいいと思いますが、ジェームズマティス退役海兵隊大将とジャック・キーン退役陸軍大将の2氏が濃厚と見られているので、確かに、上院議員からそんなに閣僚候補を任命しない方がいいとも言われているだけに、その方がいいのかもしれません。ちなみに、トム・コットン氏は、テッド・クルーズ氏、マルコ・ルビオ氏、マイク・ペンス氏に並ぶ、共和党次期大統領候補四天王の1人と目されています。他にも、ジョニ・アーンスト女史、ニッキー・ヘイリー女史、スコット・ウォーカー氏なども有力候補だと言われています。

国防長官もトランプ氏の対ロ戦略を占う重要なポストなので注目されていますが、退役軍人がなるとしたら、オーソドックスな対ロ強硬路線を踏襲するようにも思えますが、親露外交を目指すと言われているトランプ氏と衝突必至なので、そこの所が果たしてどうなるのか、個人的にもかなり興味があります。最終的な決断は大統領であるトランプ氏が下すので、トランプ氏の意のままに操れる人物が選ばれるのかもしれません。オバマ大統領が自身の意に従わない軍人達をパージしていったように(Obama purged military of those who sought victory)、トランプ氏も、対ロ強硬路線を唱える軍人達をパージする可能性があるとも一部で言われていますが、そうなるだろうと一部で確信されてもいます。

トランプ氏が、国家安全保障担当大統領補佐官にマイケル・フリン元国防情報局長官を任命した事で、スティーブ・バノン氏、ジェフ・セッションズ氏と合わせて、この3氏のことを、Islamophobiaトリオ扱いしている人達もいますが、そんな事は決してないという人達もいるので何とも言えません。ただ、この3氏に共通することは、非常に愛国心が強く、アメリカは白人主導の国であり続けるべきという、古き良き強いアメリカを目指しているとも言われていて、そういうこともあって、超保守派層から大変愛されています。トランプ氏が超保守主義路線を取ることで、支持者達はかなり満足しています。彼らにとっては、後は最高裁判事を誰にするのかという問題だけのようです。

トランプ政権が日本に対してどのように接するのかは分かりませんが、超保守主義と言われたレーガン氏が当時の中曽根首相とロンヤスコンビと言われていただけに、ドンシンコンビと言われるように、意気投合してうまくやっていける可能性もあると言っている日本人も存在します。世界の誰よりも真っ先にトランプ氏の元に駆け付けた(馳せ参じた)安倍首相に対し、loyaltyを非常に大切にする(重んじる)トランプ氏にとっては、かなりのプラスになっただろうと言われています。さすが安倍ちゃんと言わざるを得ません。

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