cheap at half the price, cheap at twice the price 意味、違い

今日はイディオム、cheap at half the price, cheap at twice the price の意味と違いについて詳細に調べてみたいと思います。half と twice と対照的な単語が使われているので、この2つのフレーズの意味が正反対なことは想像が付きます。cheap at twice the price の類推的な意味は、cheap (安い)、twice (2倍)、price (値段)、2倍の値段でも安い、つまり、激安という意味になることは容易に分かります。実際の cheap at twice the price の意味も、お値打ち、バーゲン品、破格、格安、お買い得、となっています。cheap at half the price の方はかなり分かり難いので、調べ甲斐のあるイディオムです。

cheap at half the price 意味

 cheap at twice (half) the price ➡ 値段が安い(高い) 少なくとも8年前(2008年)は、ほとんど使われないみたい。ググってもそんなに使われていないのが良く分かる。

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“cheap at twice the price”は価格が倍でも安いから激安という意味なのは分かる。しかし、 “cheap at half the price”は半値でも安いとはどういう意味なのだろうか?半値でも高いならぼったくりという意味になるが、100円のパンを買おうとして、50円でも安いですよ、と店員に言ったとしたら店員はどう受け取るのか?200円でも安いなら褒め言葉になり、50円でも高いならぼったくりと非難していることになる。50円でも安いという感覚が分からないという人が圧倒的に多い。元々は皮肉な言い回しだったという意見もある。1円でも高いも1円でも安いも言っていることは変わらない。50円でも安いは確かに50円でも高いを皮肉っているだけに過ぎないのかもしれない。問題なのは、最近このフレーズがバーゲンを意味する使われ方をしているということだろう。“could care less”, “couldn’t care less”みたいな感じに、誤った使われ方をしていると嘆いている”grammar Nazi”を見かける。このフレーズは使わない方が無難らしい。

The entry in A Dictionary of Catch Phrases remarks rather sadly, having gone into the matter, that this is a question that must be settled by leaving it unsettled. I disagree. However, as it stands it’s most certainly thoroughly confusing to anyone who might stumble across it. My guess is that, once the phrase moved away from its London street-trader roots, it became less easy to understand, and people who have tried to analyse it have come up with exactly the wrong idea. As a result, it’s best avoided unless you spell out exactly what you mean by it, but of course if you do that it loses most of its force. http://www.worldwidewords.org/

「調べたら、A Dictionary of Catch Phrasesのエントリーでは、この問題は未解決にしておく事で解決せざるを得ないと予想以上に悲しむべき論評となっている。私は反対です。しかしながら、実情はそのフレーズに遭遇する誰もが間違いなく完全に戸惑ってしまう。私の推測では、このフレーズがロンドン露店商のルーツから大衆化した時点で理解するのが難しくなってしまい、フレーズの意味を解析しようと試みた人々は全く違った意味に解釈してしまったのでしょう。結果として、そのフレーズを使う事であなたが何を意図しようとしているのかを詳細に説明しない限り、使用は避けた方が良いでしょう。しかし勿論、一々意図を説明すれば、そのフレーズの効力はほとんど無くなってしまうんですが。」

あなたがぼったくられていると思った時に店員に対して、”It’s cheap at half the price because I think this crap is so overpriced.”(このゴミみたいな商品は高過ぎだし、そんなに高価なはずがない。)と言えば、皮肉にも何もならずにそのままぼったくりと言い切ってしまい、”It’s cheap at half the price.”と言った場合、あなたの意図している事は通じないかもしれない。何故なら店員はあなたが「これお買い得だね」と言っていると勘違いするかもしれないからです。cheap at half the price, cheap at twice the price は人によっては同じ意味のフレーズだと思われていて、どちらもバーゲン品という意味で使われるケースが増えてきているみたいです。面白い現象だと思います。