あまりに悲報に愕然としています。日本が人工知能開発で完全においてけぼり状態らしいのです。日本はこの分野では最先端を走っていたとばかり思っていたのですが、とんでもない勘違いでした。日本はもう完全にジリ貧状態です。日本人は金だけ貯め込むだけの、金の亡者に成り下がってしまっています。何故こんなことになってしまったのでしょうか?私にはわかりません。個人金融資産が1700兆円もあって、企業貯蓄も270兆円近くあって、対外純資産が350兆円もある国だとはとても思えません。日本は今非常に悲しい状態にあります。お金はあってもお金を使いたがらない、お金を愛する守銭奴、あるいは、カネゴンのようになってしまっています。聖書にも、”For the love of money is the root of all kinds of evil.“1 Timothy 6:10 (お金を愛することは、あらゆる種類の悪の根源です。第1テモテ6章10節)と、はっきり書いてあります。日本人が生きたお金の使い方を出来るようになれば、日本経済の完全復活もありえるのですが、それは富裕層には無理難題であるのかもしれません。
日本は人工知能研究で周回遅れ
人工知能研究で「周回遅れ」の日本 活路はどこに? 識者に聞く
人材が減れば研究は停滞。投資も伸びなかった。能瀬氏によると、日本政府のAIへの研究開発投資は、グーグルなど米大企業の1社当たりと比べ、約1割にとどまるという。
さらに、米国では大学などの研究機関よりも、民間企業の開発が先行している。機動力を駆使して技術開発できるベンチャーも日本より層が厚く、研究者や技術者の流動性も高い。
これはもうダメかもしれませんね。アメリカはペンタゴンがAI研究には力を入れていますし(Pentagon Seeks $12 -$15 Billion for AI Weapons Research)、軍事技術部門の超優秀な人材が民間に流れ出せば、もはや周回遅れでは済まないレベルの差が付くように思われます。アップル、グーグル、アマゾン、マイクロソフト、インテル、NVIDIA、AMD、IBMなどのIT系企業もAI技術開発に躍起になっていますし、日本の出る幕はどこにも無いような気さえします。とは言っても、トヨタがシリコンバレーに、1000億円を投資したAI開発拠点を置いているらしいので、日本も勝ち組自動車企業を中心に、この分野で生き残りを賭けた研究・開発を推し進めているみたいです(Toyota promises results in robotic technology within 5 years)。
人工知能技術の未来
Stanford and White House host experts to discuss future social benefits of artificial intelligence
There is neither the Terminator nor Baymax coming next door soon.
「ターミネーターもベイマックスも今すぐ隣にやってくるわけではありません」
ターミネーターが悪とすれば、ベイマックスは善で、ロボットが善になったり悪になったりするのはプログラミング(ファームウェア)次第です。人工知能が進化しまくって、人工知能がロボットのファームを書くようになれば、どんなロボットが登場するのか見ものです。人工知能に過度な期待をしたり、過度な恐怖感を持つのは良くないらしく、人々にAIに関する正しい知識を持ってもらうためにも、メディアの役割が非常に重要になってくるようです。人工知能の未来は、その国の人々が人工知能の未来をどう捉えるかで変わってくるだろうし、国民の理解が得られなければ、研究は頓挫するだろうし、理解を得られれば、AIが生活を根底から変えるポテンシャルを持つことになるらしい感じです。AIは危険だと国民がデモを起こせば、政府もAI研究に規制をかけるようになるだろうし、AIが重要だとなれば、政府も資金を研究に注ぎ込むようになるはずです。AIが人々の仕事を奪うようになれば、危機感からAIが排除される可能性もあるかもしれません。
日本は追い付けるのか?
日本が3連覇―スーパーコンピューターの世界ランキング「Green500」
計算をする性能も高く、1ペタフロップスを超えている。これは「浮動小数点数演算」を1秒間に1,000兆回以上できるという意味で、Green500で1位になったスーパーコンピューターでは初。すでにネコ1匹分の人工小脳をまるごとリアルタイムに処理することに成功しており、人工知能(AI)などの分野でも応用に期待が持てそうだ。
日本も省エネ部門では強いみたいで、そういう事もあって、ポスト「京」は超省エネ高速スパコンを目指すのではないでしょうか。
China will own the Internet of cars
But China is where the future of this technology will likely be charted. And in trying to compete there, foreign companies are facing a stark choice: Partner up or be left behind.
中国がautonomous car(自動運転車)が公道を走るようになる、最も最初の国になるだろうと言われています。そういう意味からも、グーグルとアップルは今中国に熱い視線を向けているわけですが、その事は、アップルが中国の滴滴出行に1000億円投資した事からも分かるかと思います(滴滴出行、新たに70億ドル調達)。
滴滴出行は今回、アップルから10億ドル、中国の生命保険大手から6億ドルなど、計45億ドルの出資を集めた。
こと自動運転車に関しては、今中国が一番熱い国なようです(自律走行車がまず中国で普及する、という十分な理由)。日本は自動運転技術の自前開発は諦めて、グーグルやアップルに協力を仰ぐか、あるいは、家庭ロボット、介護ロボット、医療ロボット分野に活路を見出した方がいいような気がします。トヨタも路線変更が求められているのかもしれません(トヨタ、家庭用ロボット生産の可能性も=AI新会社CEO)。