世界の命運を握るトランプ氏とプーチン氏の微妙な関係

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

今や一番の関心事は、トランプ氏とプーチン氏の関係が今後どうなるかで、二人の仲次第で、世界情勢は大きく変わってきます。今のところ、両者は関係修復に務める姿勢ではいるみたいですが、アメリカ軍関係者にトランプ氏と同じ考えを持つ人間はいないように思われます。つまり、ロシアとの同盟関係をトランプ氏に進言する軍事顧問や外交顧問は存在しないだろうという事です。アメリカにとってロシアは仮想敵国であり、そのように接するべきというのが総意になっているので、トランプ氏がどういう態度を示すのか非常に興味があります。トランプ氏が誰を国務長官に選ぶかで、氏の対ロ外交姿勢を測ることができますが、今のところ誰になるのかさっぱり分かりません。個人的にはサラ・ペイリン氏が面白いと思いますが、ジェフ・セッションズ氏かニュート・ギングリッチ氏のどちらかだと予想されています。

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危ない関係になるのか?

一部のアメリカ人は、トランプ氏がプーチン氏に戦略的フリーハンドを与えて、ロシアの国際影響力を強大化させる事を恐れていますが、多くのアメリカ人がそれよりもっと恐れているのは、二人の関係が冷静思考を逸脱して、一触即発の超危険な関係に陥ることです。下手をすれば、キューバ危機以来の全面核戦争の危機を迎えることになり、世界が固唾を飲んで二人の動きに注視することになります。Will Trump Start War? President-Elect’s ‘Fierce’ Temper Could Be Catastrophic, Former MI6 Spy Chief Says

The world could risk a nuclear war if U.S. President-elect Donald Trump did not control his “fierce” temper, the former head of MI6 has said. Sir John Sawers said Trump needs to keep a cooler head when dealing with his perception that he has been insulted.

「もし、次期大統領ドナルド・トランプ氏が、彼の荒々しい気性を制御しなかった場合、世界が核戦争の危機にさらされる可能性があると、元MI6長官が警告しています。ジョン・サワーズ卿は、トランプ氏が侮辱されたと感じた時、冷静さを保つ必要があると語った。」

ナルシシストと言われているトランプ氏は切れやすいです。侮辱された場合、夜中の3時に怒りに任せて、ツイートしまくるぐらい冷静さを失うので、まじで注意が必要です。クリントン氏が討論会で警告したように、大統領が核攻撃命令を下した場合、それを止められる人間は誰も存在せず、命令は4分で滞りなく遂行されるので、最悪のケースにならないように祈るしかありません。まぁ、全面核戦争になっても一瞬で終わるので、恐らく全面核戦争になったことすら知らずにこの世からいなくなっていると思います。

“I don’t think Donald Trump quite yet knows what the pressures will be on him when he becomes president,” Sawers said. “We’ve seen that when he feels slighted, when he feels criticised, he reacts quite fiercely … If you translate that into global affairs it could have consequences which are dangerous for everyone.”

「”トランプ氏は、大統領になった時に、どんなプレッシャーが彼を待ち受けているのか、まだ分かってはいません。”とサワーズ卿は語った。”我々は、彼が侮辱を感じた時、批判を感じた時に彼が非常に猛烈に反撃する所を目撃しています。もしそれを世界情勢に当てはめたとしたら、世界中の人々が危険にさらされる可能性があります。”」

自称カウンターパンチャーのトランプ氏は、やられたら常に倍返しを自身のモットーにしているので、その事を多くの民主党員やリベラルが最も懸念しています。その恐怖心が、彼らを暴動やデモに駆り立てているとも言われていて、彼らの気持ちを長州力風に言えば、「お前らとんでもないことしちまったな。 わかるかコラ!やった意味が分かるのかコラ!」です。冗談抜きで、トランプ氏の怒りが第三次世界大戦を引き起こす可能性があるわけです。日本もトランプ氏を怒らせたら大変な事になるということだけは肝に銘じておくべきです。

トランプ氏とプーチン氏が、ヒトラーとスターリンのような関係になるのか、あるいは、ルーズベルトとスターリンのような関係になるのか、それは神のみぞ知るです。ルーズベルトとスターリンのように協力して巨悪に立ち向かったとしても、その巨悪が倒れた後が問題で、共通の敵がいなくなれば、お互いが敵になる過去の過ちは繰り返してはいけないしで、トランプ氏の手腕が問われるところですが、この2人が4年間うまくやっていける事は奇跡だとも言われているので、ある程度の覚悟は必要かもしれません。

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