トランプ氏の側近の1人、マイケル・フリン氏は、ロシアのプーチン氏の側近の1人でもあると揶揄されていますが、フリン氏の動きは注視しておく必要がありそうです。フリン氏とバノン氏が目指す新世界秩序では、ロシアはアメリカ陣営にいることになっているので、今後トランプ政権がどのようにして、議会を説得してロシアとの関係を改善していくのか見ものです。
トランプ氏はロシアのプーチン氏を尊敬していて、アメリカはプーチンロシアの事を批判できる立場にはない、同じ穴のムジナと言い切っています。プーチン氏のやっていることを擁護する一方で、ウクライナに対しても支援を約束しているので、危険な二枚舌外交をやっているわけですが、ウクライナ首脳陣に対する口約束はただの空約束で、水面下でロシアとの裏取引が着々と進んでいると噂されています。半年以内に始まると見られているイラン戦争で、ロシアを説得するために、アメリカはウクライナを生贄にするだろうと見られています。
ポーランド・ベラルース問題
ポーランドが白ロシアにちょっかいを出していると、マイケル・フリン氏が言いがかりを付けていることが(Flynn accuses NATO ally Poland of “incursions into Belarus”)、多くの人達の神経を逆撫でしています。何故なら、ポーランドは第二次世界大戦勃発の原因になっているからです。このニュースを最初に見た時、冗談かフェイクニュースだと思ったのですが、まともなニュースサイトでも取り上げられていたので、どうやら真実のニュースのようです。
On Foreign Policy, Trump Still Speaking Campaign Language
According to one U.S. official, national security aides have sought information about Polish incursions in Belarus, an eyebrow-raising request because little evidence of such activities appears to exist. Poland is among the Eastern European nations worried about Trump’s friendlier tone on Russia.
「政府関係筋によると、国家安全保障補佐官マイケル・フリン氏が、ポーランドのベラルーシへの侵略行為に関する情報を求めているらしく、そういった行為が存在する証拠がほとんど無いのでとんでもない要求と言えます。ポーランドは、トランプ大統領のロシアに対する有り得ないほどのフレンドリーなトーンを心配している東欧諸国の一国でもあります。」
フリン氏が何を企んでいるのかは分かりませんが、ポーランドの白ロシアへの侵略行為を既成事実化して、アメリカのポーランドからの撤退、ロシアのポーランドへの侵攻を画策しているのではないかと危惧されています。そうなれば、アメリカ抜きNATO対ロシアの第三次世界大戦が勃発します。なので、今回もポーランドから世界大戦が始まる事になりますが、アジアまで戦火が拡大するかどうかは、アメリカの動き次第です。アメリカが、欧州の戦争には介入せずと中立を貫き通せば、アジアに戦火が広がることはまずないでしょう。
ロシアのポーランドに対する電撃作戦が始まるとすれば、フランスとドイツの選挙後が濃厚と見られています。フランスとドイツで右派が勝利すれば、ロシアとNATOの争いは回避されるだろうし、そのためにロシアが裏で暗躍しているとも伝えられていて、もし左派が勝利するようなことになれば、NATOとロシアの衝突は避けられないと言われています。
トランプ政権の4年間は始まったばかりですが、人類史上最も長い4年間になりそうです。