食品添加物二酸化チタンが消化器官細胞に悪影響を与えるらしい

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ニューヨーク州立大学ビンガムトン校の研究によると、小腸細胞が栄養を吸収して病原菌に対するバリアの役目を果たす能力は、チューイングガムからパンに至るあらゆる物に含まれている一般的な食品添加物の二酸化チタンナノ粒子への慢性的な暴露を受けることで著しく衰えるみたいです。研究者達は、小腸細胞培養モデルを、二酸化チタンナノ粒子(直径30nm)の一回の食事量と生理学的に同等の量を4時間(急性暴露)、あるいは、1日3食分に匹敵する量を5日間(慢性暴露)に渡って暴露しました。

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二酸化チタンは危険

Food additive found in candy, gum could alter digestive cell structure and function

Acute exposures did not have much effect, but chronic exposure diminished the absorptive projections on the surface of intestinal cells called microvilli. With fewer microvilli, the intestinal barrier was weakened, metabolism slowed and some nutrients–iron, zinc, and fatty acids, specifically–were more difficult to absorb. Enzyme functions were negatively affected, while inflammation signals increased.

急性暴露は大した影響は与えませんでしたが、慢性暴露は、微絨毛と呼ばれる小腸細胞表面にある吸収性突起を減少させました。微絨毛が減少すると、小腸バリアが弱まり、代謝作用が鈍化し、特に、鉄、亜鉛、脂肪酸などの一部の栄養素が吸収され難くなります。酵素作用は悪影響を受ける一方で、炎症信号は増加します。

”二酸化チタンは、広く使われている食品添加物で、人々は、長い間それを大量に摂食しています。直ちに命がどうこうの話ではないので、心配する必要はありませんが、私達は、いくつかの不思議な影響に興味を持ち、消費者はその影響について知るべきと考えています。”と、生物医学工学助教授で本論文著者の1人、グレッチェン。マーラー氏は言いました。

”二酸化チタンナノ粒子が微絨毛に影響を与える仕組みに関する過去の研究は存在しているのですが、私達は、はるかに低濃度で調査しています。”と、マーラ氏は言いました。”私達は、こういったナノ粒子が、小腸機能を変える事を証明している過去の研究を広げてもいます。”

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二酸化チタンは安全

Titanium dioxide is generally recognized as safe by the U.S. Food and Drug Administration, and ingestion is nearly unavoidable. The compound is an inert and insoluble material that is commonly used for white pigmentation in paints, paper and plastics. It is also an active ingredient in mineral-based sunscreens for pigmentation to block ultraviolet light.

二酸化チタンは、米食品医薬品局によって一般に安全と認められていて、摂取せざるを得ない状況です。その化合物は、塗料、紙、プラスチックの白色素として広く使用されている、不活性・不溶性物質で、日除け用色素としてミネラル系日焼け止めの有効成分でもあります。

しかし、二酸化チタンが歯石取りに必要な研磨を作り出すのに使われているので、それは、歯磨き粉を通して消化器系に入り込む事ができます。その酸化物は、滑らかな質感を与えるために一部のチョコレートに、着色目的でドーナツに、安っぽい脱脂粉乳をよりミルクらしく見せるための輝きと不透明さを与えるのにも使われています。

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二酸化チタンは避けようがない

2012年のアリゾナ州立大学の研究が、ガム、トウィンキーズ、マヨネーズを含む89品目の一般的な食品をテストし、それら全てが二酸化チタンを含んでいる事を発見しました。その研究の食品の約5%が、ナノ粒子として二酸化チタンを含有していました。2015年、ダンキン・ドーナツは、権利擁護団体As You Sowの圧力に屈服して、二酸化チタンナノ粒子を含む粉砂糖を使うのを止めています。”二酸化チタンナノ粒子を多く含む食品を避けるには、加工食品、特に飴類を避ける必要があります。飴が大量にナノ粒子を含んでいます。”と、マーラ氏は言った。

二酸化チタンナノ粒子は小腸に悪影響を及ぼすようです。いろんな物に使われているので、摂取は避けられないようですが、当然日本でも使われていると思われます。乳化剤が消化器官に悪影響を及ぼすことも指摘されており、やはり食品添加物は極力避けた方が良いみたいです。

とは言っても、食品以外にも含まれているらしいので、避けようがないのも確かで、少なくとも食品からの摂取だけでも避けた方が良いでしょう。無添加菓子や無添加食品を積極的に摂取するようにして、歯磨き粉なんかも無添加なものを使った方がいいかもです。健康に害を与える可能性がある添加物はなるべく入れないで欲しいところですが、儲け主義の企業は、消費者の健康なんてこれっぽちも考えないだろうし、健康は自分で守るしかなさそうです。

健康的と謳われている食品は本当に体に良いのか?
世の中にはかなりの数の健康に良いと謳われている、いわゆる健康食品が世に出回っていますが、それらの食品が本当に健康なの?という疑問も生じてきます。あくまでも気休め程度の効果しかないとはよく言われますが、気休め程度でも食べないよりはましということで飲んだとしても、健康食品は体に良いという信念だけでも健康効果はありそうです。
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