不法移民は犯罪者ではなく貴重な労働力であり納税者でもある

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不法移民問題が、トランプ氏を大統領にしたと言っても過言ではありません。それだけ、アメリカの不法移民は深刻なのです。働き者で法律を遵守する不法移民達が、怠け者のアメリカ人達が嫌がってやらない仕事をしてくれているんだから感謝しろ!というのが、リベラル達のマントラになっています。その一方で、不法移民は移民法に違反しまくっている(不法滞在や不法就労)犯罪者なのだから、強制送還されるべきというのが保守派の言い分になっています。

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不法移民は犯罪者ではない

Despite federal officials labeling centers where immigrant women and their families are held as family detention centers or release programs as “Alternative to Detention,” University of Kansas researchers found the detention complexes function like jails and prisons and that ATD programs are essentially expanded surveillance schemes.

連邦政府の職員たちが、不法移民の母親とその家族が拘留される施設を、家族収容センターと呼んでいたり、解放プログラムを、勾留の代替と呼んでいるにもかかわらず、不法移民家族が勾留される収容施設が、拘置所や刑務所のように機能し、収容代替措置プログラムが、基本的には拡大された監視スキームである事を、カンザス大学の研究者達が突き止めています。

ATD = Alternatives to Detention = 収容代替措置

Women held with their children in such centers are often required to wear orange jumpsuits, and often color-coded by a level of threat, according to a recent study KU scholars conducted in interviews with attorneys who frequented the detention centers in Pennsylvania and Texas.

ペンシルバニア州とテキサス州にある収容施設を頻繁に行き来していた弁護士達との面談を実施した、カンザス大学の研究者達の最近の調査によると、そういった施設に子供達と一緒に収容されている女性達は、たいていの場合、オレンジ色のジャンプスーツ(囚人服)を着用するように義務付けられ、しばしば、危険性の度合いによって色分けされているということです。

“The detention of immigrants, especially of Latinos, today is very similar to incarceration in the regular criminal justice system, even though an immigration violation is a civil offense and not a criminal one,” said Cecilia Menjívar, KU Foundation Distinguished Professor of Sociology. “What immigrants go through in the immigration enforcement system amounts to forms of punishment that are only handed down in criminal cases.”

”移民法違反は、刑事犯罪ではなく民事犯罪にもかかわらず、今日の不法移民、特に、ラティノ達に対する勾留は、通常の刑事司法制度における投獄に酷似しています。”と、社会学のカンザス大学財団特別教授セシリア・メンヒバル氏は語る。”不法移民者達が、移民法施行システムにおいて経験する事は、刑事事件のみに下される刑罰の形態に匹敵します。”

残念なことに、不法移民を移民と言っているところに、この研究の政治的な色彩の濃さを物語っています。リベラルは、不法移民は不法ではないという立ち位置なので、移民法に違反している不法移民を、undocumented immigrantsと言って、illegal immigrantsとは決して言いません。逆に、不法移民という言葉は、人種差別的な言葉だと批判しています。米国内に不法に滞在する不法移民者が働いた場合、彼等は不法就労の罪を重ねることになり、不法で滞在し続けることにより、さらに多くの罪を重ねていく結果になると指摘されています。

“This is the expansion of incarceration for people of color,” she said. “We have very high levels of the African Americans population placed in prisons, and we also have immigrants, mostly Latinos, who are put in detention centers that really function as prisons. So, both populations end up removed from society through imprisonment. The more immigrants are criminalized through law, the more they are going to end up in this type of incarceration.”

”これは、有色人種にとっては、投獄の拡大と一緒です。米国内には、多くの黒人達が刑務所に収監されており、さらに、多くのラテン系の不法移民者が、実際には、刑務所として機能している収容施設に収監されています。なので、両集団が収監という形で、社会から弾き出される結果になってしまっています。法律によって犯罪者扱いされる不法移民が増えれば増えるほど、より多くの不法移民者達がこの種の収監に行き着くはめになるのです。”

リベラル達が、何故、投獄される黒人やラティノ達に対して、犯罪を絶対に犯すな!と言えないのか非常に不思議で仕方ありません。彼等は、貧困が罪であってその貧困の犠牲者である彼等に罪はなく、貧困という名の罪を憎んで犯罪者を憎まずみたいな言い方をしますが、世の中には貧困でも頑張っている人は幾らでもいるし、逆に言えば、リベラル達は、貧困でも歯を食いしばって頑張っている人達を侮辱していると言えます。貧困なら法を犯しても良いのか?という問題で、貧困は犯罪の理由にはならないというのが、多くの法を遵守しているアメリカ人達の主張でもあります。不法移民も自国が貧しいからアメリカに不法滞在し、不法にアメリカの社会福祉を搾取したり、不法就労してアメリカ人から仕事を奪ったり(リベラルは、アメリカ人がやらない仕事を不法移民がやってくれていると主張している)と、アメリカの貧困層と競合しています。自国が貧しかったら、不法に他国に滞在するのではなく、合法的に移民申請をするべきで、実際に世界中の何千万人という人達が、アメリカに合法的に移民することを夢見ているわけで、不法移民達のやっている犯罪行為は、そういった移民法を尊守している人達のことを馬鹿にしている行為でもあります。カリフォルニアやテキサス、その他諸々の州は、元々はメキシコの土地だったのだから、メキシコ人はアメリカに強奪された土地に不法に居座る権利があるという意見もあるので、そう考えると、メキシコ人不法移民に対しては、同情の余地はあるのかもしれません。今の状態が続けば、最終的に、こういった州はメキシコに帰属されることになるはずです。100年以上の時間をかけたメキシコ版トロイの木馬作戦と言えるのかもしれません。何れにしても、不法行為は不法行為だし、人道に反する法律には従う必要はないというのであれば法を変えればいいわけで、少なくとも、法律が変わるまでは法には従うべきです。sanctuary city(聖域都市)も、重大犯罪を繰り返す不法移民者にとってはsafe haven(安全な避難場所)でも、そこに住む法を尊守している善良なアメリカ人たちにとっては、自分達が不法移民の犯罪被害に遭う可能性がある危険な都市になってしまっています。

参考サイトImmigrant detention centers referred to as family centers, but resemble prisons

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