トランプ大統領は何故ロイヤリストをパージするのか

リベラルメディア、民主党議員、ネバートランパー(RINO)による、チーフストラテジストのスティーブ・バノン氏に対するバッシングが激しくなっています。ことの発端は、バノン氏のトランプ大統領に対する、Alt-Right(オルトライト)への批判をトーンダウンした方がいいという助言にあると言われています。オルトライトはトランプ氏の大切なベースなので、バノン氏の忠告も納得がいくのですが、この事が、バノン氏降ろしの格好の材料に使われることになってしまったのが、皮肉と言えば皮肉で、何故なら、本当にトランプ氏の将来(再選)を考えるバノン氏は、トランプ失脚を目指す、リベラルメディア、民主党員、反トランプRINO、大統領府に巣食う反トランプ陣営(マティス、ケリー、マクマスター)にとっては邪魔な存在だからです。

トランプ大統領は裸の王様

トランプ大統領は、バノン氏は、キャンペーン終盤になって登場した端キャラなので、政権にとってはそんなに重要ではないと言っていますが、マティス、ケリー、マクマスターは、トランプキャンペーンに全く関わっていないどころか、反トランプ陣営のメンバーで、トランプ失脚のために徒党を組んでるとさえ噂されていて、実際、ケリーとマクマスターは、数多のトランプロイヤリスト達をパージしまくっています。バノン氏が失脚すれば、次はミラー氏が危ないと噂されていて、それは、米国ファーストを掲げるトランプ政権の終焉を意味します。

トランプ大統領の娘婿かつ最側近、ジャレッド・クシュナーは、民主党支持者達を政権に入れまくっています。クシュナーとバノン氏の確執は、バノン氏がトランプキャンペーンの最高責任者に就任した時から始まっていたと言われています。クシュナーとイヴァンカは、大統領選挙に勝つためには、トランプ候補は、過激なレトリックをトーンダウンする必要があると主張していましたが、バノン氏は、”Let Trump be Trump”というスタンスを貫き、氏の戦略のおかげで、トランプ氏は大統領になれたと言っても過言ではないとさえ言われています。今の段階でバノン氏を解任すれば、トランプ大統領は、敵の圧力に屈して忠臣を切る、裸の王様に成り下がることになると、そんなことを言い出すトランプ支持者さえ出てきています。

敵の声に耳を貸すな

トランプ大統領は、ネバートランパー、リベラルメディア、民主党議員等の、外野の雑音に耳を貸し過ぎていると批判されています。彼等に言わせると、こういった輩は、ただのloser(負け犬)で、トランプ大統領は、自分が真の勝者である自信を持つ必要があるようです。トランプ大統領が耳を傾けるべき相手は、アメリカファーストを標榜するロイヤリストで、ニューヨークリベラルの娘や娘婿と、彼等が連れてきたリベラル達全てを、トランプ政権から排除すべきという意見さえあります。クシュナー夫妻は、トランプ氏の家族ではありますが、トランプ政権にとってはお荷物でしかなく、保守派のロイヤリストを最側近にする必要があると、多くのトランプ支持者達がアドバイスしています。トランプ氏のベースがアルトライトで、最側近がリベラルでは話にならないみたいです。特に、ジャレッド・クシュナーは、獅子身中の虫の可能性があると、一部の支持者たちから疑われてさえいます。蛙の子は蛙なのかもしれません。

何れにしても、外堀からどんどん埋められているトランプ政権は、本丸が落ちるのは、もはや時間の問題で、それを防ぐには、トランプ大統領自らパージを行って、ロイヤリスト達で周りを固めるか、ベースを完全に見捨てて(再選を諦めて)、ノーマルな大統領になるかの2択しかありません。しかし、どっちを選んでも、弾劾・罷免の可能性は常に付き纏います。