高脂肪食(ケトン食)が長寿と健康寿命を延ばす秘訣?

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

昨今、寿命が伸びて、80代・90代・100代まで生きる人が増える中で、カリフォルニア大学デービス校獣医学部の研究者等による、ネズミを用いた最新の研究が、高脂肪食、もしくは、ケトン食が、寿命を延ばすだけではなく、体力も向上させることを明らかにしています。

カロリー制限で寿命が伸びるのにはリボソームが関係している!
老化の兆候に対抗する製品に特化した、数千億円規模の産業が存在していますが、肌の保湿剤は皮膚表面にしか及びません。老化はもっと根が深い、細胞レ...
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高炭水化物食よりも高脂肪食

Eat fat, live longer?

“The results surprised me a little,” said nutritionist Jon Ramsey, senior author of the paper that appears in the September issue of Cell Metabolism. “We expected some differences, but I was impressed by the magnitude we observed–a 13 percent increase in median life span for the mice on a high fat vs high carb diet. In humans, that would be seven to 10 years. But equally important, those mice retained quality of health in later life.”

”本結果は私を少々驚かせました。”と、Cell Metabolism誌9月号に掲載中の本論文の上席著者で栄養学者のジョン・ラムジー氏が言いました。”我々は、多少の差異は予想していましたが、ネズミにおいて私たちが観測した、高炭水化物食に対する高脂肪食の平均寿命の13%増加という規模に深く驚かされました。人に換算すると、それは7年~10年になりまが、同等に重要なのは、それらのマウスたちが、晩年においても、健康の質を維持し続けていることでした。”

ダイエット:低カロリーの食事が寿命を伸ばすのは当たり前
昔から腹8分目と言って、満腹になるまで食べることは体に良くないと信じられてきました。夕食を食べ過ぎると朝食べられなくなるので、夕食は腹5分目ぐらいに抑えた方が良いとさえ言われています。朝食は金と言われるように、朝食はスキップせずにしっかり摂るように心掛ける必要があります。朝食を食べない方が体にはいいなんていう荒唐無稽な意見もあるようですが、朝食後の薬の服用が必要な人はどうするのか?

Ramsey has spent the past 20 years looking at the mechanics that lead to aging, a contributing factor to most major diseases that impact rodents and humans alike. While calorie restriction has been shown in several studies to slow aging in many animals, Ramsey was interested in how a high fat diet may impact the aging process.

ラムジー氏は、過去20年間にわたって、齧歯動物や人間に対し一様に影響を与えている大部分の主要疾患の要因である、老化を引き起こす機構を調べています。カロリー制限が、多くの動物達の老化を遅くすることが、いくつかの研究で証明されている一方で、ラムゼイ氏は、高脂肪食が、どのようにして老化過程に影響を及ぼすことができ得るのか興味を持っていました。

Ketogenic diets have gained popularity for a variety of health benefit claims, but scientists are still teasing out what happens during ketosis, when carbohydrate intake is so low that the body shifts from using glucose as the main fuel source to fat burning and producing ketones for energy.

多くの健康効果が謳われていることで、ケトン食人気が高まっていますが、科学者達は、炭水化物の摂取が非常に少ないために、主要燃料源として、グルコースを利用する事から、脂肪を燃やしてエネルギーとしてケトンを産生する、ケトーシスの間に起こることを未だに探し求めています。

ケトン食 (脂質代謝)が有害な糖質から人体を保護して糖尿病を予防
ここ数年、医療研究者、医者、栄養士達は、高脂質・低炭水化物食が、さまざまな生活習慣病や老化関連疾患を予防し、結果、健康的な老化を助長できることが知られるようになってきていますが、そのメカニズムを説明できる研究者は存在しません。彼等は、エネルギー代謝とその化学中間産物(代謝物)が中心的な役割を果たしていると、ただそう確信しているに過ぎません。

ケトン食は、ネズミの寿命や健康寿命を延ばすだけではなく、記憶力や運動機能も向上させ、老化関連炎症マーカー増加を抑制し、腫瘍の発生率にも影響を及ぼします。人間にも恐らく同じことが言えるみたいなので、高炭水化物の食事から高脂肪の食事に変えることで、寿命と健康寿命が延び、記憶や運動能力も向上、老化関連疾患にも罹り難くなるみたいです。素晴らしいです。典型的な日本人の食生活を考えた場合、白米の代わりにアボカドを食べたり、鶏肉の代わりに脂の乗ったサーモンを食べるとか、あるいは、シャトーブリアンの代わりにA5の霜降り肉(リブロースやサーロイン)を食べるとか、そんな感じなのかもしれませんがよく分かりません。アボカドサーモンとか体にかなり良さそうなので、アボカドにノルウェーサーモン、玉ねぎ、黒オリーブの実、レタス、パクチー、ブロッコリースプラウト、パプリカ、クルミ、オリーブオイルを使ったサラダを是非試して下さい。

ケトン食は本当に痛風発作を緩和できるのか?
800万人以上のアメリカ人が、激しい痛みや炎症、発熱の強烈な再発エピソードを引き起こす疾患である痛風を患っています。痛風の原因は、関節におけ...
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