たったの週1時間の軽い運動がうつ病予防に絶大な効果を発揮する

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ブラックドッグ研究所を中心に行われた画期的な研究が、あらゆる強度の定期的な運動が、今後起こり得るうつ病を予防してくれる可能性があり、たったの1時間の運動であっても助けになることを明らかにしています。American Journal of Psychiatry誌に掲載された研究結果が、ほんのわずかの運動量であったとしても、年齢もしくは性別を問わない精神的健康効果によって、うつ病を予防できることを示しています。

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過去最大の研究規模

One hour of exercise a week can prevent depression

In the largest and most extensive study of its kind, the analysis involved 33,908 Norwegian adults who had their levels of exercise and symptoms of depression and anxiety monitored over 11 years.

この種のものでは、最大規模かつ最も広範囲に及ぶ研究の分析には、11年間にわたって、運動量とうつ症状・不安の度合いをモニターされた、33908人のノルウェー人成人が関わっています。

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運動でうつ病が防げる

The international research team found that 12 percent of cases of depression could have been prevented if participants undertook just one hour of physical activity each week.

国際研究チームは、研究参加者達が、毎週、たった1時間の身体活動を行っていれば、うつ病事例の12%が予防できていたかもしれないことを明らかにしています。

“We’ve known for some time that exercise has a role to play in treating symptoms of depression, but this is the first time we have been able to quantify the preventative potential of physical activity in terms of reducing future levels of depression,” said lead author Associate Professor Samuel Harvey from Black Dog Institute and UNSW.

”我々は、運動がうつ病治療に使えることを、ずっと前から知ってはいましたが、将来起こり得るうつ病の度合いを減少させるという点から見た身体活動の予防的潜在性の数値化に、今回初めて成功しています。”と、筆頭著者サミュエル・ハーベイ准教授は言いました。

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週たったの1時間の運動でいい

“These findings are exciting because they show that even relatively small amounts of exercise – from one hour per week – can deliver significant protection against depression.

”これらの知見は、週1時間という比較的わずかな運動量が、うつ病予防に絶大な効果を発揮してくれることを示しているので、エキサイティングなものになっています。”

“We are still trying to determine exactly why exercise can have this protective effect, but we believe it is from the combined impact of the various physical and social benefits of physical activity.

”我々は、運動がこの予防効果を発揮する正確な理由は分かっていませんが、運動の持つ、身体的効果と社会的効果の複合効果に由来していると考えています。”

運動は、うつ病予防にはなっても、不安の解消にはつながらないみたいです。運動によるうつ病予防効果の大部分は、毎週行われる運動の最初の1時間に現れるようなので、1日1時間単位で行われる運動のことを言っているようです。週最低1時間、出来れば2時間みたいな感じです。

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うつ病はある種の生活習慣病

“With sedentary lifestyles becoming the norm worldwide, and rates of depression growing, these results are particularly pertinent as they highlight that even small lifestyle changes can reap significant mental health benefits.”

”世界中で、運動不足の生活が蔓延し、鬱病の罹患率が増加の一途をたどる中で、今回の我々の研究結果は、生活態度をちょっと改めるだけで、大きな精神的健康効果を享受してくれることを明らかにしているので、まさに時宜を得ています。”

1週間に1日1時間の運動をするだけでうつ病予防ができるみたいです。しかし、よく考えると、今回の研究結果は、週1時間の運動もしない怠惰な人間がうつ病になりやすい、つまり、うつ病が怠け病であると言っているようにも聞こえるので、うつ病に苦しむ人々には酷かもしれません。全てのうつ病患者に当てはまるわけではないので、十把一からげには語れないのですが、それでも、体を動かすことはうつ病予防になるだけではなく、週150分(1日22分)の運動が寿命を延ばしたり、成人病予防にもつながるので、毎日適度な運動は欠かさずやった方がいいかもしれません。最低でも、週1時間の運動習慣をつけるべきであると、今回の研究は、私たちに教えてくれています。

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