イタリアでは6年間で1500人もの外国人農業従事者が死亡している

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この記事”Stop the exploitation of migrant agricultural workers across Italy“によると、何と、イタリアでは、年間250人もの外国人農業労働者が死んでいるらしい。本当なら、あまりにもひどい話だ。

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外国人労働者の搾取を止めろ

本記事は、以下の痛烈な一文で始まっている。

”Stop the exploitation of migrant agricultural workers across Italy”

イタリア全土の外国人農業労働者に対する搾取を止めよ

最も弱い立場にある人間は、国の東西を問わず、いつの時代も常に搾取されまくってきたが、21世紀になっても、先進国でそういったことが横行しているとは驚きである。同じ人間としてとても恥ずかしいし心が痛む。

Writing in The BMJ today, Dr Claudia Marotta and colleagues say more than 1,500 agricultural workers have died as a result of their work over the past six years, while others have been killed by the so-called “Caporali” who are modern slave masters.

英国医学会会報の執筆で、クローディア・マロッタ医師のチームは、過去6年間で農作業によって1500人以上が死亡し、さらに、一部の労働者は、現代版奴隷所有者であるカポラーリによって殺害されていると述べている。

イタリアには、Agromafia(農業マフィア)と呼ばれる、農場で働く10万人の低賃金出稼ぎ労働者を搾取している犯罪者集団がいて、そういった人々を、劣悪な環境で働かせているらしい。使い物にならなくなった低賃金労働者を、闇から闇へ葬っているとしたら恐ろしい話である。日本でも、企業に使い捨てにされた何万人もの派遣労働者達が、冷酷非情な世を儚んで自殺したり、お金が無くて病院に行けずに病死したりしているが、彼等が日本人であることを考えると、日本人がいかに下劣で非道で救いようのない屑な生き物であるかが分かるというものだ。

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声無き者の代弁者

記事中に以下のような心を打たれる名言が載っている。

“Health, migration, the economy, sustainable development and justice are all interlinked facets of our world, and we feel a duty for the science and health community to care, and give voice to the voiceless,”

私達の世界では、健康、移住、経済、持続可能な発展、正義は、全て互いに連結していて、声無き者を気遣って声を与える、科学・医療コミュニュティーに対する義務を覚える。

搾取されている人達に発言権を与える必要があり、その代弁者は、本来、政治家や公務員であるべきなのだが、どこの国も、政治家と公務員は腐敗しているので、常に弱い物が搾取されるという構図は全く変わらない。とはいえ、そういった搾取される人達の貴重な労働のお陰で、消費者は安い商品やサービスにありつけることを考えると、何とも皮肉な話ではないか。

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