sugarcoat(sugar-coat)は、シュガーコートとして日本語化している英単語ですが、don’t sugarcoat the factsはどういう意味になるのかを考察してみました。シュガーコートというと、シュガーコーティングしたナッツが大好物な自分にとってはかなり馴染み深い単語になっています。
sugar-coatの意味
sugar-coat(シュガーコート)は、辞書で調べると、糖衣をかける、体裁よく繕うといったような意味であると書いてあります。つまり、苦い薬をシュガーコートして甘くして飲みやすくしたり、言い難いことをシュガーコートして耳に優しくすることです。さらに、物事を過剰に感傷的にするといったような意味も持つようです。スピンの一種とも言われています。スピンというのは、米国内の不法移民の99%はlaw abiding people (法を尊守する人々)といったような政治的な戯言を指します。spin doctorと言われる人がいて、彼等は、自分が推す政治家の失言や失態を嘘八百で誤魔化すことを生業にしています。
don’t sugarcoat the factsの意味
事実をシュガーコートするな、あるいは、歯に衣着せずに真実を語れと言ったような意味になります。前出の記事タイトルは「小児肥満を減らすためにも甘味飲料については真実をありのまま述べよ」といったように訳せます。言っていることは、清涼飲料水がいかに身体に良くないかということを、消費者にもっと分かりやすく伝えろということで、本製品の過剰摂取は肥満、心臓病、糖尿病、癌を誘発する危険性があると製品に書いておくことを推奨しています。薬の副作用と同じように、甘味飲料の副作用もきっちり書いておくことはいいことかもしれません。特に、子供の肥満が社会的にかなり大きな問題になっているアメリカにおいては、本製品を飲み過ぎると、将来的に、肥満、心臓病、糖尿病、癌になると脅し文句を付けておくのが効果的かと思われます。