ウクライナは確かに圧倒的火力を有するロシア軍に対して善戦しています。挙国一致して死物狂いで侵略者に徹底抗戦しているのが功を奏しています。ロシア軍も当初はウクライナ軍の頑強な抵抗に浮足立っていましたが、徐々に冷静さを取り戻しつつあります。ウクライナ国民から解放軍としてキスと花束で迎えられると思っていたのが、銃弾とミサイルで迎えられたロシア兵のショックはかなり大きかったはずです。6割の国民がロシア語を話すことを考えれば、クリミアのように多くのウクライナ兵がロシア側に寝返ると思っても何の不思議もありません。
革命政権による親ロシア派の弾圧
マイダン虐殺による暴力革命で親露政権を崩壊させた親米革命政権は、ロシア軍によるクリミア無血併合以降、国内の親ロシア派を徹底的に弾圧しています。ウクライナ国内に親露派がほんとんどいないことは、ロシアに寝返るウクライナ兵が極端に少ないことからも容易に察しがつきます。これは、鬼畜米英・一億玉砕と言っていた日本人が、アメリカに徹底的に叩かれて二度と抵抗できないようになったことと似ています。それだけ革命政権による親露派への粛清・弾圧が凄まじかったことを物語っています。この親露派に対する徹底弾圧は、CIAが訓練したネオナチ集団によって行われています。このネオナチ集団は、革命後にウクライナ東部のドンバス地域において親露派やロシア系住民を虐殺しています。この虐殺がロシアの介入を招きドンバス戦争を引き起こすことになります。
ウクライナ戦争の落とし所
トランプ氏はバイデン政権がプーチン氏を追い込んで核戦争を引き起こそうとしていると厳しく非難しています。ある軍関係者は、ウクライナ戦争は、プーチン氏の面子を保つ形で終結させなければならないと説いています。別の軍関係者もプーチン氏を追い込めば取り返しのつかないことになると警告しています。今一番怖いのはプーチン氏の暴発です。四面楚歌に追い込まれ自暴自棄になったプーチン氏が世界を道連れに壮大な最期を遂げてしまうかもしれません。そうならないためにも、ウクライナ戦争はプーチン氏が飲み込める条件で終結させる必要があるのです。人類はウクライナのために死ぬ用意はできていはいません。
参考サイト
Ukraine’s President Finally Flexes His Muscles
Is America Training Neonazis in Ukraine?
Zelensky’s plan to purge Ukraine officials draws criticism
Ukraine activists lament ‘betrayal’ of Kiev’s Maidan as war rages in the east