ゼレンスキー大統領がCNNのジェイク・タッパーとのインタビューで、プーチン氏が戦術核兵器を使用する可能性を示唆しています。黒海艦隊の旗艦である巡洋艦モスクワを、ウクライナ軍のネプチューン対艦ミサイルによって撃沈されたことで、プーチン氏が核兵器を使用する可能性が高まったことは確かでしょう。
ネプチューンへの報復としてのポセイドン
モスクワを沈めたネプチューンへの報復として、プーチン氏が黒海でポセイドンを使用する可能性があります。ポセイドンの爆発で津波を起こして、マリウポリの要塞で頑強な抵抗を続けるアゾフ大隊の残存兵を溺死させるかもしれません。小規模な爆発ならピンポイントで津波を起こせるので、ポセイドンのテスト的な使用も兼ねて、実戦投入されてしまう可能性が高いように思われます。
Tsar Bomba(ツァーリ・ボンバ)
ツァーリ・ボンバをウクライナの真ん中辺りで威嚇的に爆発させるかもしれません。ウクライナはテキサス州の2倍の広さがあるので、人里離れた場所で爆発させれば人的損害は最小限に抑えることができるように思われます。西側の軍事専門家達は、プーチン氏が仮に核を使うとしても、せいぜい小型核爆弾に限定されるだろうと予測していますが、黒海艦隊の旗艦であるモスクワが撃沈されてしまったことで、怒り心頭に達しているだろうと思われるプーチン氏が、報復として何をするかは誰にも予想することはできません。西側に対する最後通牒という意味でも、世界に対してロシアの恐ろしさを誇示する意味でも、ツァーリ・ボンバを使用してしまう可能性はゼロではないはずです。
参考サイト
Putin: Russia Has Completed ‘Key Stage of Trials’ of Nuclear-Capable Poseidon Underwater Drone
Zelensky: Possible Russian nuclear weapon use should be a concern for ‘all of the world’