The whale that nearly drowned The Donald トランプ vs クジラ

How Trump schemed to win back millions from a high-rolling — and doomed — Japanese gambler. 

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こうしてトランプは不運な浪費家日本人ギャンブラーから数億円を取り戻した。

In January 1992, a Japanese one-time billionaire named Akio Kashiwagi was found dead in his palatial home near Mt. Fuji. The scene was gruesome. The house’s white paper screens were spattered with blood. The 54-year-old had been stabbed as many as 150 times. By some reports the weapon of choice was a samurai-style sword.

「1992年1月、柏木昭男という名のかつてはビリオネアだった日本人が富士山にほど近い自宅豪邸で死んでいるのが発見された。現場は凄惨を極めた。白障子は返り血で真っ赤に染まっていた。当時54歳だった被害者は全身を150回近く刺されていた。一部報道によれば、凶器は日本刀だったらしいです。」日本刀でバラバラにされたという説もあります。酷い話ですよね。

The crime was never solved, though it bore the hallmarks of a killing by Japan’s criminal yakuza. Ostensibly a real estate investor, Kashiwagi was a mysterious figure reputed to have underworld connections. He was also one of the world’s top five gamblers, a “whale” in casino parlance, willing to wager $10 million in a single gaming bender.

「事件は既に時効が成立しているが、やくざ絡みの事件である事は間違いない。表向きは不動産投資家という肩書だったが、柏木はやくざと関係があると噂されていた曰く付きの人物だった。彼は世界の5本指に入る、カジノ用語でクジラと呼ばれる一度の賭博に1000万ドル使う事を厭わないギャンブラーだった。」ギャンブルで10億円もつけがきくって凄いですね。

And that is how he crossed paths with Donald J. Trump, then a budding Atlantic City casino mogul. In 1990 the two men had an epic and remarkably personal showdown in which millions of dollars changed hands in a matter of days, before it all ended in a flurry of recriminations. One of the Japanese mogul’s last statements to the U.S. media, through an aide, involved his plans to burn a copy of Trump’s book, The Art of the Deal.

「こういう関係で彼は、当時、アトランティックシティで売り出し中のカジノ・モーグルだったドナルド・トランプと出会ったのだった。1990年、非難の応酬に終始する以前に2人は数日の間に何億という大金が動く派手な死闘を演じていた。柏木が側近を通して米メディアへ伝えた最後の言葉の一つが、トランプの著書”The Art of the Deal”を焚書予定、だった。」

After his murder, the New York Times reported that he owed at least $9 million to casinos in Atlantic City and Las Vegas. One unnamed casino Atlantic City executive told the paper that Kashiwagi had owed the Trump Plaza Hotel and Casino $4 million.

「柏木が殺害された後で、ニューヨークタイムズ紙は、柏木は少なくともアトランティックシティとラスベガスのカジノに900万ドルの借金があると伝えいている。アトランティックシティの匿名カジノ経営者は、柏木はトランププラザホテルカジノに400万ドルの借金があると語っている。」勝っても負けてもクレジット扱いだから負けの踏み倒しもあるみたいですね。

Trump is obsessed with winning, a topic he usually brings up in the context of his merciless deal-making style. But a crucial question about any would-be president who may be confronted with questions of war and peace is his attitude toward risk. Some presidents — Barack Obama comes to mind — are highly averse to it. Others roll the dice, as George W. Bush did when he invaded Iraq.

「トランプは勝ちに拘り過ぎるあまり、常に自身の手段を選ばない交渉手口にからんだ話を持ち出します。しかし、戦争か平和かといった懸案に直面するかもしれない大統領志望の人間について重大な問題は、その人間のリスクに対する心構えなのです。何人かの大統領は、バラック・オバマが頭に浮かびます、完全な戦争反対論者です。何人かはジョージ・W・ブッシュがイラクに侵略したように危険な賭けに出ます。」オバマがシリアに侵略戦争を仕掛けなかった事を褒めています。博打家トランプが中東絡みで危険な賭けに出る危険性を示唆しています。

The story of Akio Kashiwagi, drawn from Trump’s memoirs and news accounts from the day, offers a revealing window into Trump’s instincts. It shows that Trump isn’t just a one-time casino owner — he’s also a gambler, prone to impulsive, even reckless action. In The Art of the Comeback, published in 1997, Trump explains that until he met Kashiwagi, he saw himself as an investor who dealt only in facts and reason. But his duel with the great whale in action made him realize “that I had become a gambler, something I never thought I was.”

「トランプの回顧録とニュースの詳細から抜粋された当時の柏木昭雄のストーリーは、トランプ本来の性格を垣間見ることが出来る格好の素材です。柏木の話はトランプがただのカジノ経営者ではなく、彼が無鉄砲で衝動的なギャンブラーである事を示唆しています。1997年に発行された”The Art of the Comeback”の中で、トランプは柏木に出会うまで、自分を現実と良識のみを扱う投資家だと思っていた。しかし、柏木とのギャンブル対決はトランプに、”夢にも思わなかった事だが、俺はギャンブラーになってしまった”という事を気づかせた。」柏木がトランプを向こう見ずのギャンブラーにしてしまったそうです。カジノ破産の原因ですかね。

Perhaps just as important, when gambling failed him, Trump didn’t quit: He doubled down. But he did it shrewdly, summoning a RAND Corporation mathematician to devise a plan that would maximize his chance of fleecing his Japanese guest.

「たぶん同様に重要な事は、賭けに敗れてもトランプは諦めなかったということでしょう。彼はさらに賭けにのめり込んでいったのです。ただ、彼は手抜かりなく柏木に勝つチャンスを最大限にするプランを練るために、RANDコーポレーションの数学者を招集しました。」とにかく負けず嫌いの彼は、勝つための手段を選ばないということですかね。

And it worked. Kind of. In Trump’s recollection, which he shared for this story, his showdown with Kashiwagi was another one of his many great wins. Just don’t look too hard at the ledger.

「プランはある程度の成功をもたらしました。トランプがこのストーリで共有している記憶によると、柏木との対決は彼の数限りない勝利の一つだったみたいです。どうでもいいけど、台帳をじっくり見るのは止めましょう」緻密な計算と死ぬ思いで勝負し続けた結果、柏木に勝利したトランプだったが、資金回収は結局出来なかったので負けたのと一緒とも言える。

1992年、柏木は日本で惨殺され、トランプはカジノの経営破綻に追い込まれている。トランプが路頭に迷ってもおかしくない程の危機であった。柏木はバカラ賭博で29億円を荒稼ぎ、一躍時の人となった人のようです。トランプは宣伝目的で柏木にアプローチしたらしいが、大火傷した事は間違いなく、引き際を弁えないとダメだという教訓ともとれます。あるいは、危険な匂いのする人間には絶対関わらないという教訓でもある。トランプにリスク志向があるかどうかは知らないが、ギャンブラーである事は間違いなく、何をしでかすか分からない恐怖を多くのアメリカ人が共有している。柏木との苦い経験からかどうかは別として、トランプは日本人をあまり信用していないらしいし、大統領になれば無理難題を押し付けてくるのは明らかである。恐らく$1=¥50とか言ってきそうだし、出来なければ日本からの輸入品に関税100%とか、大統領権限で好き放題やるだろう。トランプ大統領は日本にとってはペリー来航以上の衝撃があるかもしれないし、レーガン政権のプラザ合意・ルーブル合意による超円高誘導のような事が起こることはほぼ間違いない。トランプは確実に世界経済を破壊するでしょうね。