pied piper, pay the piper, pied piping の意味について調べてみました。The Pied Piper of Hamelin (ハーメルンの笛吹き男)と言えば、小さい頃に、紙芝居、まんが世界昔話などで見聞きした人が多いかと思います。話の内容は知らなくても、名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
ハーメルンの笛吹き
ドイツのハーメルンという街で、ネズミ被害に悩まされていた住民達が、金をくれればネズミ退治をしてやってもいいという男に報酬を約束してネズミ駆除の依頼をするのですが、ネズミの姿が街から綺麗さっぱり消え去った後で心変わりし、笛吹き男への報酬の支払いを拒んだ結果、130人の街の子供達が男と共に姿を消してしまうという、何とも非常に後味の悪い悲しいお話となっています。史実という説もありますが、はっきりしたことは分かっていません。貪欲は人類最大の罪ということを如実に物語っている話のような気もします。笛吹き男も報酬の半分(手付金)でも事前に貰っておくべきだったことは言うまでもありません。街の人々は高い授業料を支払わされた格好になってしまうのですが、金に目が眩んで人を騙すことは良くないということを、身を持って思い知らされたはずです。
pied piper 意味
He has been the Pied Piper of the presidential primaries, luring youths and other dreamy idealists to follow him … nowhere.
If you’re a little vague about the story as I was, it is a German folk-tale based on real events that supposedly happened during the Middle Ages in a real town in Lower Saxony named Hamelin.
The basic story goes like this: Hamelin was plagued with rats. A rat catcher agreed with the mayor to rid the town of rats for a certain sum. With his magic flute he led a parade of vermin out of the town, but the mayor reneged on the payment.
In retaliation, the piper returned when the grown-ups were in church, and with his magic flute he led the town’s children where nobody knows to what fate there are only theories. But the bottom line is this: none of the children came home.
「サンダースは、若者とその他の夢想家達を何処ともつかぬ場所へ連れ出した大統領予備選のハーメルンの笛吹き男だった。私がそうだったようにその物語が少し曖昧なあなたへ、それはニーダーザクセンにあるハーメルンという実在する街で中世に実際に起こったとされているドイツの民話です。簡単なストーリーはこんな具合です。ハーメルンの街でネズミが大量発生しました。報酬に折り合いがついたので、ネズミ捕りは市長にネズミを街から駆除することを承諾しました。魔法の笛で男はネズミを街から連れ出したのですが、市長は報酬の支払いを拒みました。復讐に、その男は大人が教会で街を引き払っている間に街に戻り、魔法の笛で子供達を、色々な説があるだけで、誰もその後どうなったか分からない所へと連れ出してしまいました。しかし、重要な点はこうです。子供達は誰一人帰っては来なかったということです。」
意味はそのまま、ハーメルンの笛吹き男です。サンダースが若者達を夢の世界へ連れだしてしまったみたいな意味です。status quo (現状維持)では何も変わらない事を悟ったミレニアル世代達が、サンダースなら現状を打破してくれると信じて彼に付いて行ったというわけです。それは一時の夢だったのですが、その夢はトランプ氏が引き継ぐかもしれません。
pay the piper 意味
pay the piper = 費用をもつ、報いを受ける、という意味です。he who pays the piper calls the tune. 金を払った奴が一番偉い。みたいな感じです。call the tune = 思い通りに支配する、変則型に、He who calls the tune pays the piper. 仕切り屋が費用をもちます。
似たようなフレーズに、pay the fiddler = pay the piper、というのがあります。fiddler = バイオリン弾き、という意味です。fiddler on the roof (屋根の上のバイオリン弾き)という非常に有名なミュージカルや映画があります。They that dance must pay the fiddler. 踊る人達が金を払う必要がある。何かをしたらその代価を払わなければならないという意味です。この他にも、pay a price = pay the price = 報いを受ける、代価を払う、というフレーズもあります。
pay the pied piper が語源という説もあります。つまり、ハーメルンの笛吹き男の費用をもたないと報いを受けるよと言ったような意味だとか。そうじゃないという説もあるので、はっきりした事は分かりませんが、個人的にはその通りじゃないかと思います。
参考サイトpay the piper参考サイトWhat is the origin and meaning of “pay the pied piper”?
pied piping 意味
pied piping (pied-piping) = 先導、みたいな意味になります。このサイトに詳細が載っています。pied-piping
The placing of a preposition immediately before a relative or interrogative pronoun, rather than later in the clause.
E.g. ‘To whom are you talking?’ as opposed to ‘Whom are you talking to?’.
節の最後にある前置詞を関係代名詞や疑問代名詞の直前に置くことみたいです。つまり、例文の場合は、Whom are you talking to? の前置詞 to が whom (ハーメルンの笛吹き男)に先頭に連れ出された(先導された)みたいな意味になります。面白い表現だと思います。