米国がサウジに制裁を課した場合サウジは世界経済を破壊すると警告

トランプ大統領が警告したように、もし、サウジジャーナリストの暗殺(失踪)にサウジ王子が絡んでいたとして、アメリカが過酷な経済制裁をサウジに課した場合、サウジは報復として原油価格を1バレル200ドル以上に引き上げて世界経済を破壊すると脅している(Al Arabiya op-ed warns of oil spike and ‘economic disaster’ if US sanctions Saudi Arabia)。これは、サウジアラビアに本拠を置くAl Arabiya televisionのGMの意見記事だが、背後で政府高官が意図を引いていることは言うまでもあるまい。つまり、これは国家としての脅しとも取れるということだ。

しかし、この問題はもはやトランプ大統領どうこうの問題ではなくなっている。何故なら、米議会がトランプ大統領抜きで、独自にサウジアラビアに対して過酷な制裁を加える可能性があるからだ。恐らく、上院はトランプ大統領の拒否権を覆すに足りる十分な票(67票)を持っているだろうと思われ、トランプ大統領の頭越しに動く可能性が濃厚だ。特に、共和党鷹派のMarco Rubio(マルコ・ルビオ)フロリダ州上院議員とLindsey Graham(リンジー・グラハム)サウスカロライナ州上院議員が激怒なので、トランプ大統領がヘタレてもサウジへの制裁は免れないだろう。民主党議員の中にも911にサウジ政府が絡んでいることを信じている議員が多く、超党派でサウジに対する過酷な制裁が課せられるのは必至な状況だ。

サウジ王子のMohammed bin Salman(ムハンマド・ビン・サルマン)とトランプ大統領の愚息(義息)Jared Kushner(ジャレッド・クシュナー)の関係は以前から問題視されていたが、ここに来て大きくクローズアップされつつある(Two princes: Kushner now faces a reckoning for Trump’s bet on the heir to the Saudi throne)。以前からJavankaはトランプ政権にとって災い以外の何ものでもないと口が酸っぱくなるほど言ってきたが、ここに来て災いが全世界に降りかかろうとしている。原油の暴騰だけはまじで勘弁してもらいたいものだ。貧困層にはマジで生死に関わる。

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