ニート・ひきこもり、社会不安障害の究極治療法

社会不安障害は昨今日本で急激に増えていると言われています。それだけ日本社会が病んでいる証拠ですが、まさに貧すれば鈍するで、物質的に豊かになるのと反比例で、心が貧しくなっていってしまった日本人(日本社会)の成れの果てなのかもしれません。心貧しい人間が幅を利かせるようになり、純真な人が駆逐されてしまっています。

社会不安障害の治療には、当該者の治療だけではなく、日本社会の治療そのものが必要なのではないでしょうか。今の日本社会は異常過ぎます。ブラック企業どころか、社会そのものがブラック化していってしまっています。いじめ、パワハラは当たり前、卑しくさもしい極悪な人間達が、純粋で大人しい善良な人達を食い物にしている、それが今の日本の実態です。完全に病んでいる芸能界(放送業界)が日本の縮図であるのかもしれません。

社会不安障害

A cure for social anxiety disorders

“We’ve set a new world record in effectively treating social anxiety disorders,” says Hans M. Nordahl, a professor of behavioural medicine at the Norwegian University of Science and Technology (NTNU).

「”我々は、効果的に社会不安障害を治す世界新記録を樹立しています。”と、ノルウェー科学技術大学行動医学教授、ハンス・ノルダール氏が言っています。」

A team of doctors and psychologists from NTNU and the University of Manchester in England led by Nordahl examined the effects of structured talk therapy and medication on patients with social anxiety disorders.

「ノルダール教授を中心にした、ノルウェー科学技術大学とイギリスのマンチェスター大学の医者と心理学者のチームが、社会不安障害を患う患者達に対する、スケジュール化されたトークセラピーと薬物療法の効果を詳細に検討しました。」

Until now, a combination of cognitive therapy and medication was thought to be the most effective treatment for these patients. The researchers’ results, which were published in the journal Psychotherapy and Psychosomatics, show that cognitive therapy on its own has a much better effect over the long term than just drugs or a combination of the two.

「現在に至るまで、認知療法と薬物療法の組み合わせは、こういった患者たちに対する最も効果的な治療法と考えられてきました。Psychotherapy and Psychosomatics誌に掲載された研究者達の結果は、認知療法だけの療法が、薬物治療だけの療法や2つの組み合わせ療法よりも、長期的に見ると、はるかに良い効果がある事を示しています。」

今回の研究参加者の85%近くが、認知療法だけを用いることで、症状が著しく改善、または、完全に心の健康を取り戻すことに成功しています。

薬治療は間違い

To clear up some terms: social anxiety is not a diagnosis, but a symptom that a lot of people struggle with. For example, talking or being funny on command in front of a large audience can trigger this symptom. On the other hand, social anxiety disorder – or social phobia – is a diagnosis for individuals who find it hard to function socially, and anyone with this diagnosis has high social anxiety.

「いくつかの専門用語を明確にしておくと、社会不安は診断ではなく、多くの人々が苦しんでいる症状です。例えば、大勢の聴衆の前での会話や面白いことを言うように強いられることが、こういった症状の引き金を引きます。それに対し、社会不安障害、または、対人恐怖症は、社会的に機能することが非常に困難だと感じている個人に対する診断で、この診断を有する人の誰もが、激しい社会不安に苛まれています。」

対人恐怖症は、ひどい人間とばかり接し続けていると、最終的には誰でもそうなるのではないでしょうか。例えば、いろんな犬に噛み付かれ続ければ、犬恐怖症になるように、性格が極悪の、陰険・陰湿・性悪の人間に酷いことをされたり、言われたりし続ければ、神経崩壊して、人間嫌いの対人恐怖症になると断言できます。ろくでもない人間と接し続けることで、全ての人間が極悪であると錯覚を起こし、精神的に病んでしまうんだと、個人的にはそう考えていますが、門外漢のド素人意見なのは言うまでもありません。

”多くの医者や病院が、社会不安障害を患う人々を治療する時に、ハッピーピル(幸福薬、精神安定剤)による薬物療法とトークセラピーを組み合わせています。この組み合わせは、抑うつ障害患者には効果的ですが、社会不安障害を抱える個人に対しては、実は逆効果です。この事に気付いている医療専門家は多くはありません”と、ノルダール教授は語っています。

薬が問題を隠蔽

選択的セロトニン再摂取阻害剤(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)のようなハッピーピルは、強い身体的な副作用を持っている可能性があります。患者がある期間薬物治療を受けていて、薬物投与量を減らしたいと思った時、社会環境の中での、震え、顔面紅潮、めまいのような、対人恐怖症と関連している身体感覚が、ぶり返す傾向にあります。患者たちは、大抵の場合、再び急性社会不安に陥ってしまう羽目になります。

薬に頼り続けていると、薬さえ飲んでいれば後は何もしないで大丈夫と安心してしまうことで、トークセラピー等の認知治療を疎かにしてしまうみたいです。それが薬物依存を招いてしまい、薬無しで、症状を緩和する技術の習得を困難にしてしまうようです。

この精神障害を患う人々は潜在的に相当数いるみたいですが、大抵の場合は、医療機関で見過ごされてしまうか、病気と診断されても、薬物療法だけが適用され、肝心のトークセラピー等の認知療法が疎かにされてしまっているみたいです。

こういう障害を持っていると、ほとんどのケースが、ニートやひきこもりになって、社会との関係を拒絶してしまうのではないでしょうか。もちろん、ニートの中にも、ある程度の社会性を持った人達がいるので、ニートが必ずしも社会不安障害とは言えませんが、多くの場合はこういった障害を抱えていると指摘されています。繊細な人間ほど、こういう病気を患いやすく、魚で言えば、清流に棲むイワナみたいな存在で、汚れた水では生きていけない、ある意味、幻の魚の岩魚のように、非常に貴重な存在であるとも言えます。

メタ認知療法を用いる

“We’re using what’s called metacognitive therapy, meaning that we work with patients’ thoughts and their reactions and beliefs about those thoughts. We address their rumination and worry about how they function in social situations. Learning to regulate their attention processes and training with mental tasks are new therapeutic elements with enormous potential for this group of patients,” says Nordahl.

「”私達は、患者達の思考とその思考についての彼等の反応や意見に対処することを意味している、メタ認識療法と呼ばれるものを使っていて、彼等の反すう思考や、彼等が社会環境の中でどのように機能するかについての不安に対応しています。彼等の注意プロセスや精神的作業を伴う訓練を管理することを学ぶことが、不安社会障害を抱えるこのグループのための大きな可能性を秘めた新しい治療的要素です。”とノルダール氏は語った。」

研究者達は、現在、社会不安障害を抱える人々のために、さらに標準化された認知治療を開発したいという思いに駆られています。

今回の研究結果は、社会不安障害は薬に頼らず、認知療法で治療するのが一番だという結論になっています。1つの研究の結果なので、鵜呑みにするのは危険かもしれませんが、ただ、副作用がある薬に依存せずに、トークセラピー(カウンセリング)のような、副作用がない療法に頼るのは良いかもしれません。テレビドラマで、カウンセラーやセラピストに依存し過ぎてしまい、それがきっかけとなり、ストーカーになったり、思わぬ悲劇を産んでしまうなんていうのもありましたが、何でも依存し過ぎるのはよくありません。

個人の努力も必要ですが、人に優しい社会作りも同時に必要で、例えば、バリアフリーのように、体に障害を持った人々のための社会作りが必要なように、対人恐怖症を患った人達のための社会作りも欠かせません。その人達が安心して学習したり働ける環境を作ることで、社会は潤うし(そういう人には優秀・有能な人材が多いので)、逆に、人を人と思わない悪貨を駆逐することで、企業や社会のブラック化を防止でき、誰もが住みやすい社会を実現できます。企業や国は優しさを規準に社員や職員を採用すべきだし、人を思いやれる優しい人間が、国や企業を、国民や消費者に優しい存在にすることができるからです。