gameという英単語にはさまざまな意味があります。game = ゲームや遊びという意味だけしか知らないと、例えば、He was game.という文に出くわした時、思わず苦し紛れに、奴は遊びだった(あいつはふざけてた)。という訳のわからない訳をしてしまうことになりかねません。I am game.のような文の意味について調べてみました。
He was game
I asked him if he was game. やる気があるのかどうか彼に聞いた。
この場合、game = やる気がある、という意味になります。
I am game. やる気はあります。やりましょうのような意味になります。
Who’s game for a haiku? 俳句やりたい人いる?
I am game! やりましょう!
ただこのスレッドを見ると、1人の米語ネイティブが、gameを使ったこの表現を古臭いと指摘していて、gameの代わりにup forを使った方がいいと言っています。なので、
Who’s up for a haiku? (俳句やりたい人いる?)の方が現代的かもしれません。
I am! 私!とか、Count me in! 私も!みたいに答えるのがいいようです。
確かに、Are you game for a game?みたいな言い回しは非常に紛らわしいので、
Are you up for a game?の方がいいかもしれません。
実際に古い言い回しなのかどうかをググってみると、意外と使われています。
20 Years Into Her Career, Allison Janney Is at the Top of Her Game
“They were fun things that came my way and I was game to do them. I didn’t say no. I would say, ‘I’ve never done that. Let’s do this.’ ”
“私に来た仕事の話は、みんな面白そうだったので、やる気になりました。私は、noとは言わないようにしていて、’やったことありません。やりましょう。’と言うことにしています。”
来た仕事は、何でも引き受けて、断らないことが、彼女の成功の秘訣のようです。
game to do = ~する気がある、~する勇気がある、といった意味になります。
因みに、at the top of her gameは、絶頂期という意味で、at the top of one’s gameというイディオムは、絶頂期で、絶好調で、ピークで、といった意味になります。このフレーズで使われているgameは、今やっていること、を意味していて、この場合は彼女のキャリアを意味していて、彼女の20年のキャリアのピーク (遅咲き)のように訳せます。
He was gameは、彼は勇敢だった、とも訳せます。形容詞のgameには、やる気がある以外に勇敢なといった意味もあるからです。
tired game
Why is ‘Such a tired game’, NOT a tiring game
“Tired” here means “old and no longer funny or interesting: e.g. a tired joke.”
ここでのtiredは、例えば、a tired jokeのような、ただただ古臭いだけで、もはや、おかしくも面白くもなんともないということを意味しています。
tired game = tired joke = 陳腐な冗談といった意味になります。つまり、game = 冗談ということになります。間違って、古臭いゲームや疲れるゲームと訳しそうなところです。
gameはその他にも、色々な意味やフレーズがあるので、かなりの注意が必要です。