so much the worse for/so much worse forの意味・用例

newsweekサイトのニュース記事の中に、so much the worse for the Constitutionという箇所があり、憲法にとってもっと悪いみたいな訳なんだろうなと思っていたのですが、一応念のために辞書でこのイディオムの意味を調べてみたら、全然違う意味だったので、やはり、勝手な思い込み(脳内妄想)は危険だということを痛感させられた次第であります。

英単語envyとjealousy、この2つの単語の本当の違いとは
今までenvy = jealousy = 嫉妬、妬み、羨望だと思っていましたが、どうやら、この2つの単語には決定的な意味の違いがあったようです。envyと言えば、キリスト教のseven deadly sins(7つの大罪)の1つで、ブラピ主演映画Se7en(Seven)の最重要単語でした(犯人のJohn DoeがDavid Millsの平凡な生活にenvyする)
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so much the worse for

Is Trump’s Reckless Unconventional Behavior Inviting a Constitutional Crisis?

A presidential self-pardon arguably falls within Levinson and Balkin’s type two. If the Constitution permits a president to pardon himself, surely that is a hitherto latent flaw in the Constitution. If the Constitution does not embody the principles that no one is above the law and no one may be a judge in his own case, so much the worse for the Constitution.

大統領が自分自身に恩赦を与える行為は、レビンソンとバルキンの第二型危機に含まれます。もし、憲法が、大統領が自分自身に恩赦を与えることを許すとしたら、間違いなく、今まで表面に出ていない憲法の欠陥であると言えます。もし、憲法が、法律より上の人間はいないし、自分で自分を裁く人間がいてはならないことを盛り込んでいないならば、それは憲法に問題があるということです。

type two = type two crises = 第二型危機 = 立憲的形態への忠誠が、破滅と災禍をもたらす状況のことを指し、レビンソンとバルキンが提唱した3タイプの憲法危機の2番目の危機。第一型は、例えば、911のような国家の緊急事態の際に、どさくさ紛れに憲法を逸脱する状況を言い、第三型は、民衆が政府に対して一斉放棄した際に、軍隊が出動する戒厳令のような事態のことを言います。

no one is above the lawは、法の下の平等(誰もが平等に裁かれる)のことで、

No one is above the law, not even the president.

法より上の人間はいない。例え、大統領であってもだ。という名言があります。

しかし、No one but Hillary Clinton is above the law.という名言もあります。

名言:No one should be above the law (誰もが裁かれるべき)
No one should be above the lawは、直訳すれば、何人たりとも法を超越してはならない、法の上に立つということは、要は、独裁者であるということで、独裁者のみが何をしても許されるということを意味しています。法の下の平等の精神は、法の上に存在する人間が存在しないことを意味し、どんなに偉い人間であったとしても、法を犯せば裁かれなくてはならないことを謳っています。つまり、悪いことをすれば誰もが裁かれるべきであるということです。

この文で使われているso much the worse forは、憲法に不備があるとすれば、悪いのは憲法の方(憲法に非がある)ということを言っています。oxforddictionaries.comの定義だと、

Used to suggest that an unfortunate event or situation is the fault of the person specified and that the speaker does not feel any great concern about it.

‘if they were daft enough to believe it, so much the worse for them’

不幸な出来事や状況は、特定された人間のせいであって、話し手は、そのことに関して、全く何の同情もしないことを示唆する際に用いられる。

もし、彼らが、そんな事を信じるの間抜けなら、非は彼らの方にあります。

つまり、騙される方が悪い、悪いのは彼らであると、冷たく言い放っています。

so much the worse for = ~に問題がある、悪いのは~、~に非がある、問題は~にある

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so much worse for

so much worse forの場合は、素直に、~にはもっと悪いという意味になります。

The centre welcoming the lonely or isolated this Christmas

“Many of our guests live on their own with no friends or family nearby. They feel lonely and isolated most of the time but at Christmas, which is all about coming together with loved, it is so much worse for them.”

”我々の招待客の多くは、友達や側に家族がいないぼっちです。彼らが一番孤独を感じる、愛する物達が集うクリスマスを除いて、ほとんど常に、彼らは、寂しい思いをしています。”

as we knowとas we know itの意味・違い・用例
as we knowとas we know itの意味の違いは、as we knowが、皆さんご承知のように、ご存知のとおり、周知のように、知ってのとおりという意味になる一方で、as we know itの方は、私達が知っている(ような)という意味になるということです。

feel lonely and isolated = 孤独感と孤立感に苛まれている

ここでのso much worse forは、クリスマスは、普段から孤独に孤立している人には、さらにひどい孤独感と孤立感を与えるということを言っています。この人達は、彼らの孤立・孤独感を増幅させないように、クリスマスに限って、集会に招待されるので、クリスマスの日だけは寂しくないということのようです。普段から何とかしてあげたいものですが、しかし、こういう人たちの多くが、友達からも家族からも見放されているのは、この人達自身にもかなりの責任があるので、まぁ、人間というものは難しいものだと思わざるを得ません。

英単語aloneとonlyの違い・意味・用法
alone = 独りで、唯一の、ただ~だけで、単に、only = ただし、唯一の、ただ~だけ、~してようやく、ちょうど、といった意味ですが、onlyが、副詞と形容詞以外に接続詞としても使えるのに対し、aloneは形容詞と副詞としてしか使えません。Leave me alone!(放っといて)とは言えても、Leave me only!/Let me only!とは言えません。
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