ラナ・ターナーの名言に見る今の日本の未婚・晩婚化の根本原因

A successful man is one who makes more money than his wife can spend. A successful woman is one who can find such a man – Lana Turner

成功した男とは、妻が使う以上の金を稼げる男。成功した女とは、そんな男を見つけられる女(妻の浪費を支えられる男が成功した男で、そんなATM男をカモにできる女が成功した女)。

これはジョークというよりは名言と言えるだろう。この名言の肝は、妻が使う金を余裕で賄えるだけの収入がない甲斐性なし男と結婚して、果たして女が幸せになれるのかどうかという話だ。そもそも、この名言が語られた時代は、男がbreadwinner(稼ぎ手)、女はhomemaker(主婦)という区分けがしっかりされていた保守的な時代であり、家族を養えるだけの収入を得られない男と一緒になれば、悲惨な末路が待っていた時代でもある。ラナ・ターナーの幼少期は悲惨なもので、それは父親のせいだったのだが、そういう彼女の生い立ちもこの言葉に重みを加えている。何故なら、彼女の父親は、家族を養えなかったからだ。

この名言は、生涯で8度、30歳までに4度結婚したことからも分かるように、男に散々苦労させられ続けた女の本音とも取れる。ターナー自身は、当時、ハリウッドスターで、金に不自由はしていなかった。

今の日本には、この、妻を経済的に満足させられる男が著しく不足している。それが、未婚晩婚化の最大の原因と言えるだろう。結婚しても経済的に苦労するだけ、なら、結婚なんかしない方がまし、そう考える女性が増えるのも当然で、結婚に夢も希望も見出だせない、悲しい現実がそこにある。女は、自分が使う金以上の収入がない男とは結婚したくはないし、結婚しても不幸になるのは分かっている。

しかし、逆に考えれば、男は、自分の収入以上の金を使わない、慎ましやかな女を探せれば、成功した結婚生活を送れるということにもなる。そして、そういう賢い男と一緒になることが、女にとって、本当の成功と言えるかもしれない。そういう女が、今の時代にどれだけいるのかと問われれば、その答えが、未婚化を加速させている原因であるとも言えるだろう。稼げる男も異常に少なければ、少ない稼ぎで満足できる女も異常に少ない事が、今の日本の最大の悲劇でもある。それは、足るを知るという徳育の失敗であり、その教育の失敗こそが、未婚化の真因と言えるのではないだろうか。

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