staffの複数形staffs/stavesの使い分けとstuffの複数形

staff = スタッフとstuff = 物は、非常に紛らわしい英単語ですが、staffsとstavesは、さらに輪をかけて紛らわしいです。どっちもstaffの複数形なのですが、どっちの単語を使えばいいのか分からないし、この2つの複数形に意味上の違いはあるのかを調べてみました。

staffsとstavesの使い分け

staffs [= ‘sticks’]

The American Heritage Dictionary gives “staves” or “staffs” as the plural of “staff” for the word meaning a pole or rod used as an aid to walking, as a weapon (cudgel), as a support for a flag or banner, or as a symbol of authority; or for the set of horizontal lines used in musical notation. It gives “staffs” only as the plural for the word meaning a rod used in measuring, or a group of subordinates or assistants working under a manager or commander, or engaged in a common enterprise (a hospital staff; the staffs of two hospitals).

アメリカ・ヘリテッジ英語辞典は、歩行具、武器(棍棒)、フラッグまたはバナーの支柱や権威の象徴としてのポールもしくはロッド、あるいは、記譜法に使われる一連の水平線(譜線)という意味でのstaffの複数形として、stavesかstaffsを与えています。それには、測定に使われる棒か管理者の下で働く部下、司令官の下で働く補佐官、もしくは共同事業体で働くアシスタント集団を意味する語の複数形においてのみ、staffsを使うと書かれています。

a hospital staff = 1つの病院のスタッフ、the staffs of two hospitals = 2つの病院の各々のスタッフというように、個々の職員を集合的に使う場合はstaffで、1つの集合体のstaffが複数存在する場合においては、staffs of ~のように使い分けが必要みたいです。棒や杖や5線譜の複数形は、staffs, stavesのどちらでもいいみたいですが、測定用ロッド(標尺)にはstaffsのみを用いるようです。竿や棒の複数形は、staffsよりもstavesの方が好まれているようです。

staveとstanza

stavesはstaveの複数形でもあります。stave = staffと覚えておけば無問題です。staveには楽譜の5線以外に、詩などの連や節の意味もあり、stave = stanzaでもあるみたいですが、どうもこのスレッド(a stave or a stanza ?)を見ると、staveは古くさい語のようです。もうすぐクリスマスですが、チャールズ・ディケンズのクリスマスキャロルで、stave 1のような使われ方をしているみたいなのですが、ここではstave = chapterとして使われているようです。

stave one

WR dictionary: stave: 3 a verse or stanza of a poem.

It looks to me like Mr. Dickens has expanded the boundaries of that word, but there are far more knowledgeable people on the forum who can comment on that theory.

WR辞書では、stave = verse(詩節)もしくはstanza(詩の1節)となっています。ディケンズ氏がその語の意味を拡張しているように私には見えますが、よく分かりません。

All Christmas carols can be written in staves, and most are composed of stanzas.

全てのクリスマスキャロルはstavesで書かれ、大部分は、stanzaで構成されています。

carol = 聖歌なので、stave 1 = chapter 1のように考え、物語を、いくつかのstanza(節)で構成されたstave(章)として捉えることができるようです。ここでは、これを、ディケンズ特有のメタファーだろうと言っています。

staveが節(stanza)の集合体に成り得ることは、ここでも説明しています。

stuffの複数形

staffはstaffsと複数形にできますが、stuffはstuffsとはできないようです。

(these/this) stuff

“Stuff” (as a noun) is not countable, so it has no plural. You can’t have two stuffs or ten stuffs. You can only have more stuff or less stuff.

“These” is the plural of “this.” It is used only with plural nouns.

Therefore, “this stuff.”

(There’s a word “foodstuffs,” but that’s a separate topic.)

名詞としてのstuffは不可算名詞なので、複数形は存在しません。two stuffs、ten stuffsなんてものは持てません。more stuffかless stuffしか持てません。theseはthisの複数形で、複数名詞としか使えません。なので、these stuff(stuffs)は誤りで、this stuffが正解です。

foodstuffsという使い方は存在しますが、ここでは関係ありません。

ググってみると、ネイティブでも普通に、these stuffs, these stuffと使っているので、そういう使い方も有りなのかとも思いますが、正確にはthis stuffです。all (of) this stuffのように使うとしっくりくるかもしれません。