果物の種を表す英単語seed, pit, pip, stoneの使い分け方

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一般的に、種は表す英単語はseedですが,それ以外にも、pip, pit, stone(正確には種を覆う殻や内果皮のことらしい)という英単語も使われています。例えば、pitted oliveと言えば、中の種をくり抜いたオリーブの実を意味します。この4つの単語は、果物の種類によって使い分けられるみたいなので、ネイティブ的な使い分けを覚えておいても損はないかと思います。

lest should, in case, for fear, so that wouldn't 意味、用法
lest ~ shouldは、現実にはほとんどというか全く使われていない古臭い日本特有の受験英語に特化した英文法の一つのような酷い言われ方を巷ではされているようですが、実際にググッて見れば分かる通り、ニュース記事においても意外とふんだんに使われているかなり実用的な使える活きた英語の一つになっています。
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種を表わす英単語の使い分け

seedは、ひまわり、かぼちゃ、メロン、スイカの種みたいに、分厚くてやたらでかい殻のような内果皮に覆われていない小さい種を表す時に使われ、桃、梅、アボカド、ネクタリン、あんずのように、巨大な硬い殻に覆われた種を表わす時に、stoneやpitなどが使われ、pipは、オレンジ、レモン、ぶどうのような種に使われるということのようですが、イギリスとアメリカで言い方や使い分けも違うし、同じアメリカ英語のネイティブであっても、住んでいる州や地域の違いによって使われ方も違うようなので、一概に何が正しいとも言えないみたいです。

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pipとstoneはイギリス英語?

1人のイギリス英語のネイティブスピーカーによると、ぶどう、オレンジ、レモンがpip、サクランボ、梅、杏、ネクタリン、桃がstone、オリーブがpitかstone、洋梨、林檎がseedかpipとのことですが、アメリカ英語のネイティブは、pipを種には使わないと言っています。

In the USA we don’t usually use “stone” — where you have stone, we’d use “pit.” Also, I never, ever hear “pip” used for anything except (a) the little black dots on dice (and this is a sort of antiquated usage) and (b) the back up singers for Gladys Night (The Pips). So in the USA:

cherry, peach, nectarine, plum – pit
olive – pit
apple, pear – seeds

You just can't help yourself, can you? の意味・用法
You just can't help yourself, can you?, You can't help yourself, can you?は、英語では意味が分かっていても、日本語に訳すのは意外と難しいです。ネイティブ達が、フォーラム等で意外と頻繁に使っているイディオムなので、覚えておいても決して損はありません。

アメリカでは、めったにstoneは使いません。イギリスで使われるstoneは、こっちではpitのことを言います。また、私は、pipという単語が、サイコロの小さな黒い目(これはちょっと古くさい用法なのですが)と、後はグラディス・ナイトのバックアップシンガーのThe Pips以外に使われているのを全く聞いたことがありません。ですから、アメリカでは、さくらんぼ、ネクタリン、桃、あんず、オリーブにはpitを、リンゴと西洋梨にはseedを使います。

アメリカではstoneよりもpitの方が好まれるようです。イギリスではpeach stoneと言えば桃の種のことですが、アメリカ(北米)ではpeach pitと言い、実際カナダにはpeach pitというバンドが存在します。イギリスならpeach stoneというバンド名になっていたでしょう。

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アメリカではpipはseed

In AmEng grapes, lemons and oranges have seeds, not pips, apricots, peaches, cherries and plums have pits. All the seeds in your original list are indeed called seeds in Am Eng.

米語だと、葡萄、檸檬、オレンジはseedでpipではありませんし、アンズ、モモ、プラム、サクランボ類はpitです。あなたの最初のリストの中のスイカ、メロン、パンプキンは、アメリカでも確かにseedと呼ばれています。

A is to B as C is to D or A is to B what C is to Dの意味・用法
A is to B as (what) C is to D, What C is to D A is to Bは、A:B=C:Dの関係を示す構文で、A:B(AのBに対する関係)の部分が主節でC:Dの部分は従節になります。従って、A:Bの部分がメインになるように訳出する必要があります。この構文は、いわゆる、クジラの構文のように日本特有の受験構文なんだろうと高をくくっていましたが、実際にニュース記事で使われていたので驚かされました。

1人の米語ネイティブスピーカーと思われる人は、アメリカでは、pipもstoneも種という意味では使われないみたいなことを言っています。pipはseedで、stoneはpitみたいですが、他のアメリカ英語のネイティブスピーカーは違うことを言っています。

Perhaps it’s due to my age or the region of the US that I’m from, but I heard the word pip frequently when I was growing up. It referred to any small seed, such as those from apples, oragnes, and grapes.

恐らく、私の年齢や出身地のせいなのでしょうが、私は、pipという単語を、幼少期によく聞いていました。pipは、りんご、オレンジ、ぶどうの種などの小さな種のことを指しました。

この人は南部出身らしいので、米南部では、昔、pipが小さな種を指すのに使われていた可能性があります。アメリカでも地域と年代によって、pipやstoneが使われていたかもしれません。人によって、pip, stone, seed, pitの使い分けがまちまちなので使い分けは厄介です。

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pip, seed, stone, pitの使い分け

基本的には、柑橘類やぶどうなどの小さい種は、イギリス英語はpip、アメリカ英語ならseedを使うといいかもしれません。一般的にdrupe(石果)と呼ばれているstone fruitについては、その名が示す通り、石みたいに硬い種を持つ果物の種の場合、イギリス英語はstone、アメリカ英語ならpitでいいかもしれませんが、しかし、freestone peach(種離れの良いモモ)という言葉がアメリカでも使われている事実を考えると、本当にそれでいいのか迷うところです。色々調べてみると、stoned fruit = stone fruit(石果)のstonedは、アメリカでは、junkieを連想させるという理由から、stonedの代わりにpittedを使っているという説もあるようです。

面白いのは、pitted fruitは固い種を持つ果物(石果)を指し、pitted dateは種抜きナツメヤシのことを言うということです。pitted fruitsのことを、種抜きフルーツみたいに言っている人達もいますが、しかし、stoned dateだと、米語的には確かに問題有りかもしれません。

話がかなり脱線しますが、杏仁豆腐の杏仁は、あんずの内果皮(硬い殻)に包まれた種子のことを指します。この杏仁には、シアン配糖体の一種アミグダリンが含まれているので、食べ過ぎると危険だと言われています。そんなこともあってかどうかは知りませんが、市販の杏仁豆腐の素の中には、杏仁の代わりにアーモンドパウダーが使われている物もあるようです。しかしながら、世間一般的にアーモンドと呼ばれているsweet almondは、甘扁桃とも言われているように、アーモンドも桃や杏の仲間だということを考えれば、アーモンドを使うのも有りとも言えます。ちなみに、bitter almond(苦扁桃)にも前述のアミグダリンが含まれています。

参照サイトPips and seeds

参照サイトStone fruit

参照サイトStoned fruits?

参照サイトinside a fruit

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