anyone, anybody, everyone, everybody, none は単数?複数?

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英単語、anyone, anybody, everyone, everybody, none は、third person singular (三人称単数)なのか third person plural (三人称複数)なのか、これは誰もが迷う選択なのではないでしょうか?そういう意味からも、no one (no-one), nobody, someone, を含めたこれら全ての indefinite pronouns (不定代名詞)は、singular indefinite pronouns (単数不定代名詞)扱いなのか、plural indefinite pronouns (複数不定代名詞)扱いなのかを一度に知ってしまうのが手っ取り早いと言えます。なので、今日はどの不定代名詞が単数扱い、あるいは、複数扱いなのかを調べて行きたいと思います。

the number of, a number of, numbers of の意味と違い
the number of, a number of, numbers of の意味の違いは結構ややこしいんですよね。The number of ~ = ~の数、a number of ~ = 多数の、numbers of ~ = 多数の、という意味になる事は誰でも知っている事と思いますが、その用法と違いはかなり迷うはずです。
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単数扱いの不定代名詞

Anyone who needs 13,200,000 件
Anyone who need 12,800,000 件

anyone が単数扱いなのか、複数扱いなのかはグーグル検索からだけでは判断が出来ないので、washingtonpost.com に絞って検索をかけてみることにしました。

Anyone who needs 70 件
Anyone who need 0 件

さすが Washington Post です。anyone は単数扱いという事が判明しました。裏を取るために辞書サイトで調べてみることにしました。

ソース:Anyone, anybody or anything?

Anyone, anybody and anything are indefinite pronouns. We use anyone, anybody and anything to refer to both an open, unlimited set of things or people and specific things or people. We use them with a singular verb.

正解はやはり Anyone who needs でした。そこで気になったのが、anyone と anybody の違いは何なのか?という事で、これも調べてみると、どっちも大した違いはないみたいで、anyone の方がよりフォーマルであるのと、anybodyよりも文語的であるという事でした。more formal だから当然なのですが・・・。everyone, everybody についても全く同じ事が言えるみたいなので書き足しておきます。ここまで、anyone, anybody, anything が単数扱いだという事が判明しましたが、他の不定代名詞はどうなのかさらに調べました。

知覚動詞 taste, smell, see, hear, feel 受動態 過去分詞 現在分詞 SVOC
知覚動詞と言えばSVOC(第5文型)と see, hear, feel, smell, tasteが有名どころですが、これ以外にも色々あります。今回は感覚動詞(sensory verb) = 知覚動詞(perception verb)について、知覚動詞と認識動詞(cognition verb)の違いについて焦点を当ててみたい思います。

ソース:Indefinite Pronouns – List, Definition, Examples – K12 Reader

Another Anybody
Anyone Anything
Each Either
Everybody Everyone
Everything Neither
Nobody No one
Nothing One
Somebody Something
Someone

none 以外は全て単数扱いだということが分かりました。ということで次は、none が複数扱いなのかどうかについて調べていきますが、その前に一つ注意が必要なのは、命令形の時に限り動詞は複数扱いになるということです。例えば、Everybody stay calm! なら「みんな、落ち着くんだ!」と命令形になります。

A is to B as C is to D or A is to B what C is to Dの意味・用法
A is to B as (what) C is to D, What C is to D A is to Bは、A:B=C:Dの関係を示す構文で、A:B(AのBに対する関係)の部分が主節でC:Dの部分は従節になります。従って、A:Bの部分がメインになるように訳出する必要があります。この構文は、いわゆる、クジラの構文のように日本特有の受験構文なんだろうと高をくくっていましたが、実際にニュース記事で使われていたので驚かされました。
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none は複数扱い?単数扱い?

ソース:Subject-Verb Agreement

 (Writers generally think of none as meaning not any and will choose a plural verb, as in “None of the engines are working,” but when something else makes us regard none as meaning not one, we want a singular verb, as in “None of the food is fresh.”)

  • None of you claims responsibility for this incident?
  • None of you claim responsibility for this incident?
  • None of the students have done their homework. (In this last example, the word their precludes the use of the singular verb.

none は原則、単数でも複数でも良いみたいなのですが、mass noun (質量名詞)の場合は単数扱いになります。さらに、not one of ~ = 単数、not any of ~ = 複数、と使い分けなければならない時もあるみたいです。しかし、実際は単数、複数に特に決まりがあるわけではなく、かなり多くのネイティブ・ノンネイティブが、none は singular verb しか取れないと言っているので、none は単数扱いした方が無難と言えるかもしれません。none は複数扱い出来る時が多々あるが、単数扱いした方が良いというのが結論です。微妙なニュアンスの違いがあるようなのですが、どっちも誰一人いない誰もいないと結局同じ意味になるので特にこだわる必要もないみたいです。

everything but, anything but, nothing but 意味、違い、書き換え、例文
今日はイディオム、nothing but, anything but, everything but について調べてみたいと思います。これらのフレーズは意外と区別が付き難く、意味に関しても、文節によってはわけが分からなくなる時が多々あります。なので、一度詳しく調べて見る価値があると思った次第です。

もうひとつの問題は、None of the students has done their homework. という英文です。none が単数扱いなら当然 their ではなく his (or her) を使うべきなので、これは文法的に間違いなのです。本来ならば、None of the students have done their homework. とすればいいのですが、none は単数扱いにすべきなので、None of the students has done his or her homework. とするのがベストと言えます。ただ、どっちにするかは個人の好みとしか言えません。しかしながら、実際には、この場合のtheirは、singular theyと言ってtheirは単数扱いされるようです。特に、non-binaryの人は、heやsheは使えないので、singular theyを使うとのことです。

参考サイトNone Were vs. None Was
参考サイトNone of the Above Plural or singular? Yes.
参考サイトSingular they

not the least of which、not the least of ~ の意味
not the least = 少しの~もない、という意味なので、例えば、not the least of these という熟語があったとしたら、少しのtheseもないという意味になり、theseの部分は、theseが受ける単語が入ります。しかし、文脈的に、この訳だとおかしい場合があり、この訳以外の訳が存在すると
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Everyone has their own ~

最後に、単数扱いの everyone は possessive pronoun (所有代名詞) their (third person plural – 三人称複数)をとれるのかという問題です。もちろん、None of the students has done their home work. が文法的に誤りなら、Everyone has their own も当然文法的に誤りです。ところが、Everyone has their own は許されるらしいのです。何とも釈然としません。none の場合は複数・単数が使い分けられますが、その他の不定代名詞はそうはいかないので、his or her own を使うよりは、their own を使うべきらしいのです。この点に関して非常にクレバーな説明があるので載せておきます。Everybody thinks…

1) Use “his”, and have people complain that your prose is sexist;
2) Use “his or her”, and have people complain that your prose is awkward, or
3) use “their”, and have people complain that your prose is ungrammatical…

his だとセクシスト扱いされ、his or her だとぎこちないと言われ、their だと非文法的と言われてしまうみたいです。まさに四面楚歌とはこのことですが、their を使うのがベストな選択みたいです。washingtonpost.com の検索結果を載せておきます。

Everyone has their own 613 件
Everyone has his own 40 件
Everyone has his or her own 27 件

少なくともアメリカ英語においては、Everyone has their own が主流みたいです。

lie, lay, lie low, lay lowの意味、違い、覚え方
ネイティブも頭を悩ます、lie, lay, lie low, lay lowの意味と違いを考察します。基本的には、layが他動詞であることと、lie-lay-lain、lay-laid-laidの三つさえ押さえればばっちりです。手っ取り早く覚えるには、とりあえず下の表を頭に焼き付けて丸暗記してしまうのも手かもしれません。
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